「背徳の戯れ」-5
「さ、足を開きなさい。拭いてあげるから」
先程、あられもない痴態を見られてはいたが、男に足を広げるのは、ましてや恥部を拭かれるのはやはり恥ずかしかった。
俯いて舞はいやいやと首を振る。
「そう。なら、もう一度お腹に水を詰めようか?最も、今度はぬるま湯じゃなくて薬液だけど。さっきの比較にならないくらい苦しむことになるよ?」
男の指が舞の顎を捕らえ顔を上げさせた。
「今度は、そのまま朝まで放置だから」
その言葉に舞は怯えた。
震える足を宥めながら、男の前にゆっくりと開脚をし恥部を見せつける。
「さ、どうして欲しいかお願いしてごらん」
男の促しに、舞は目を瞑り言葉を紡ぐ。
言うべき言葉はこれまでの経験で分かっていた。
「お願いします。イヤラシい、変態の舞の股を拭いて綺麗にしてください」
しかし、何度口にしてもこのような言葉を発するのは恥ずかしい。
俯いていた舞が顔を上げたのは、その言葉を聞いた男が高笑いを始めたからだ。
「あははははっ。自分から変態だと名乗るとはね。サイコーだよ、舞ちゃんは」
やっぱり自覚があったんだと、舞の耳元で囁くと男は、舞の秘部を丁寧に拭き上げた。
そのまま、舞の足首を持ち大きく広げさせると手前に持ち上げ拭き上げたそこに舌を這わせた。
「ふああぁっ…」
舞の声が新たな羞恥に震えた。
「今、綺麗にしたばかりなのに、もう汚して」
芽を吸われ、甘噛みされて舌先で転がされれば舞の秘部はだらしないほど蜜を垂らす。
「うぁっ、ん…はぁん」
どんなに唇を噛みしめても、弛んで開いた隙間から甘い声が漏れてしまう。
そんな舞を男は満足げに見やると再び、先程の張り型を取り出す。
「部屋に戻るまでに廊下を汚したら大変だからね」
ジュブジュブと言う卑猥な音を立てながら、玩具は舞の胎内へと埋め込まれていく。
最後まで沈めきると今度はスイッチは入れずに舞を後ろ手に拘束していた紐を解く。
そして、湿った襦袢を舞の袖から抜き、その赤い紐を舞の首に掛けた。
「さ、部屋までお散歩をしようか。舞ちゃんは盛りのついた牝犬みたいに淫乱で変態だから四つん這いになって部屋に戻るんだよ」
涙の跡も乾ききらない舞の頬を男はザラザラとした舌で舐める。
それはまるで、じゃれ合う犬がお互いの毛繕いをするかのような姿態であった。
「さぁ、そろそろ帰るよ」
首の紐を引かれ、促された舞は四つん這いになった。