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初雪と朧月
【初恋 恋愛小説】

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初雪と朧月-3

「大丈夫か?足でも捻ったか?」
「腰が抜けただけ。…立てない」
恥ずかしいのか、涙をこらえて睨み付けてくる。
口に続いて体も勝手に動いていた。
「ほら、おんぶするよ」
背中を向けてしゃがむ。
「ん!?え?」
意外だったのだろう。
「後ろから来る淀川達に見られたくないだろ?」
先に在ったのか、後から付いてきたのかそれらしい理由がでる。
「あれ、珍しく優しいじゃん」
本当は、いつだって優しくしたい。
でも、そんな器用な事は出来ないんだ。
「え〜と、ほら。満月でも朧月だと、月の光が柔らかになるから俺は柔らかくなるのだ」
自分でもわかる。
限り無く言ってる事が可笑しい。
「あはは。狼男でもないのになんで月次第なのよ」
…それでも…中島が笑っているならどうでも良かった。
初雪だろうと…
朧月だろうと…
何時だろうと…
何処だろうと…


END


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雑談BBS『1192作ろう小説で!!』
の投稿期限日に間に合わなかったモノです。

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