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双子月
【学園物 官能小説】

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双子月5〜ふたり〜-2

(早く家に帰らなきゃ)

早く帰って、この欲望を満たしたい。その一心で思考はいっぱいになっていく。本当に自分はどうにかなってしまったのではないかという不安が、ずっと頭の片隅で渦巻いていたが、それさえどうでもよく思われてきた。

(私ってこんなにエッチな子だったんだ・・・)

そんな自虐的な思考は、さらに美月を追い詰める。
すると、ふと、思いもよらないことを考えてしまった。

(学校でしちゃおうか・・・)

家まで我慢したとして、電車に乗り、街を抜けなければいけない。きっと今、自分は淫らな欲に掻き立てられた、はしたない表情をしているだろう。そんな姿を晒すぐらいなら、学校で満たしてしまえば、いつもの美月に戻れる。幸いにも今日は学校に人もいない・・・

いつしか美月の足は、自然と踵を返してある場所を目指していた。


・・・・・


学校の中で誰もこなそうな所。

トイレなら絶対見られないけど、誰も来ないとは限らない。それよりも、今日誰も使わないところ・・・今日は部活も休みだし、体育館は今日、誰も近づかない。

そう考えた美月がたどり着いたのは、体育館の奥の倉庫だった。
テスト期間中の放課後は、生徒の体育館の使用は禁止になっている。美月は細心の注意をはらい、辺りを見回しながら、こっそり倉庫に入った。中は薄暗く、いろいろな種類のボールやネット、得点板など、様々な競技で使う道具が所狭しと押し込められていた。

(・・・ここなら)

美月はゆっくりと歩みを進め、奥に高く積み上げらるている体操用のマットの前に立った。使い込まれたマットは黒く薄汚れていてカビ臭い。

(私、こんなところでしちゃうんだ・・・)

学校で淫らな行為をする背徳感と、カビ臭い匂いは、なぜか美月を高ぶらせた。

硬い感触のマットに恐る恐る腰をおろすと、足は着くか着かないかぐらいで少し落ちつかない。
いつもオ○ニーするときは自分のベッドの中に潜ってしていた美月は、隠れる毛布もなく、これからの行為が晒されてながらするような錯覚を覚え、美月はこれまでにないほど興奮し、高ぶっていた。

それからゆっくりと左手を後ろにつき、体を支える姿勢をとると、もう一方をおずおずと自らの秘部へと伸ばした。
制服のプリーツスカートをめくりあげ、水色の可愛いデザインのショーツが露わになる。
その上からそっと触れてみると、そこはすでに熱を帯び、しっとり濡れていた。

(もうこんなになってる・・・)

秘裂に沿って軽く指で撫であげるだけで体の奥がじんじんと疼き、美月の足は、快感を求めるように自然と開いた。

「・・・んっ・・・ぁ・・・」

指は美月の良いところをよく捕らえていた。
自らを焦らすようにゆっくりと上下に繰り返すと、切なげに腰が揺れる。その切なさが、ますますショーツの染みを大きく広げ、秘裂の形をくっきりと浮かびあがらせた。


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