「彼女の艶母」-16
「ああああぁぁ……き、気持ちいいです……お母さん……」
初めて体感する女性器の中は、とても温かくてしっとりしていた。
実際に膣壁が包み込んでいるのはペ○スだけなのだが、なんというか……身体全体を、いや、心までも眼に見えぬものが包み込んできているような錯覚を覚えていた。
ときおりキュ、キュ、と収縮してくる膣肉がなんとも快美で、ヌメッた柔らかな肉布団のような質感が堪らない。
僕は、最初におもいっきり突き上げ、それから軽く引いた段階ですでに射精していた。
いけないと思いつつも、堪え切れなかった。
とりあえず抜かなければ……頭ではそう思っているのだが、淫欲にすっかり麻痺してしまった理性が身体を自由にしてくれない。また、その僅かな思考でさえも消えかけている。
例えようのない幻想的な膣の感触―――僕は、中に出したことをお母さんに告げることなく、そのまま腰を振り続けていた。
「あっ、あっ、お母さん、お母さん!」
お母さんの上に圧し掛かり、セーターの上から力強く胸を揉みたてながらヌチャ、ヌチャ、とペ○スの出し入れを繰り返す。
膣の感触を事細かに味わう余裕なんて全くないが、ペ○スからくる激烈な愉悦は、大きな霧状の塊となって足の先から頭のてっぺんまでに蔓延している。
僕は、凄まじく息を切らしなら三度目の絶頂に達しようとしていた。
ヌチャ、クチャ、グチャ、ヌチャ―――
「あっ……あんっ……すごい……高志くん……あ……素敵……」
「うっ、うっ、あっ、また……イクっ……出ます、お母さん……も、もう」
ぬかるんだ秘壺に激しく叩き込んでいるうち、ペ○スの先がジンジンと痺れだしてきた。
しかし、その痺れはけっして不快など含んでいない。
僕は、だんだんと大きくなっていく痺悦感に合わせ、ピストンの動作をコンパクトなものしながら腰のスピードを徐々に上げていった。
「ヒッ……だめっ……わたしも……私もイッちゃう」
お母さんが僕の身体をギュウッと抱きしめてきた。
僕もお母さんの身体を強く抱きしめ、腰だけを器用にクイッ、クイッ、と前後に曲げながらラストスパートをかけた。
チャ、ズチャ、ヌチャ―――
「だ、ダメだ、出る、出ちゃいます!」
「高志くん、抜いて! あっ、お願い、抜いてちょうだい!」
強く叫んでくるお母さんの言葉に、僕はあわてて腰を引いた。
同時にお母さんが素早く腕を伸ばし、淫液まみれのペ○スを掴んでゴシゴシとスピーディに扱いてきた。
「あっ、はああぁぁぁ……」
僕の口が情けない喘ぎを放つ。
イク寸前だったペ○スを激しく扱かれ、その先端がドドッと白濁の淫汁を噴射させていく。
その瞬間、臀部一帯に渦巻いていた愉悦の塊がバアッとスパークし、淫欲の焔が肉体すべてを包み込んできたような錯覚にとらわれていった。