恋愛武勇伝 第一章 : tomko編-6
「ねぇねぇ、親戚じゃ・・ないわょね。遠距離ラヴなの?」
「どこで知り合ったの?」
「キスぐらい、した?」
もう矢継ぎ早の、質問攻めだょ。参っちゃった、ホント。
でも、ちっとも煩わしくないんだ。それどころか、嬉しいんだょ。
クラスの女子が 声を掛けてくれたからじゃ、ないょ。
君のことを思えることが 嬉しいんだ。
だけど 君のことは、何も話さなかった。笑って誤魔化した。
何だか 君のことを口にすると、この幸福感が逃げてしまうような
そんな気がしたんだ。
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tomko!
どうしたの?
あの日以来、君からの連絡が途絶えてしまった。メールを送っても、戻ってくる。
インターネットは、もう止めちゃったの?携帯でのメールも、ダメだし。
やっぱり、叱られたんだね。遅くなったのが、いけなかったんだネ。
こんなことなら、住所を聞いておくべきだった。
電話番号を、聞いておくべきだった。
hakujo_kou って、正式名はなんて言うの?
女子高だということは 知ってるけど、白女高なの?
これだけじゃ、分かんないょ。
検索をやってみたけど、それらしき女子高がないんだ。
それとも、君が言った、薄情高と言うニックネームなのかい?
冗談だと思ってたけど、ホントにそう呼ばれている女子高なの?
・・・・・高校が分かったとしても、取次いではくれないだろうなぁ・・。
手紙を出しても、君の元に届くかどうかも、分からないし・・。
それより何より、どこの女子高なの?
あぁ、気が狂いそうだ!
僕は、待ってるょ。メルアドは、そのままだからね。いつか君から届くであろう
メールを、たゞ ひたすら 待つことにするょ。
tomko!
今、どうしてますか?結婚・・しましたか?もう、いいですか?
「二十四歳までは、結婚しないで!私より先に、結婚しないで!!」
それが、別れの言葉でしたね。どうして 二十四歳なのか、僕には分からないけれど
君には、確固とした理由があるのでしょうね。
今、どうしてますか?倖せですか・・?もう、いいですか?僕も、青い鳥を求めても。