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『愛離』
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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『愛離』-3

『螺旋(らせん)』

キミのことを追い掛けて

螺旋階段を降りていく。

キミに逢えたら

なにをしようか?

なにを言おうか?

ワクワクして

螺旋階段を一歩ずつ降りるたび

胸の鼓動が速くなる。

降りた先に、キミの後ろ姿があった。

あのころと何も変わらない後ろ姿

だから、声をかけた。

キミが振り返ると……

いいや、そこに居たのは

キミではなかった。

『化け物』だ。

さらに、『化け物』は追い掛けてくる。

だから、逃げた。

ただ、逃げた。

どうすることも出来ず

ただ、「どうして?」の四文字が

頭のなかで繰り返されていた……。


『ラヴソング』

「「キミに捧ぐ。これがキミにとってのラヴソングになってくれたら、嬉しい」」


「キミを愛してる」

「キミが好きだ」

こんな言葉、恥ずかしくて言えないから

この詩(うた)に載せて、贈るよ。

キミと出会って一年

付き合い始めて半年

一度も好きだとか、愛してるとか言ったことなかった

そのせいでキミが不安になっていることも知っていた

でも、恥ずかしくて言えなかった。

友達からバカにされると思った。

だけど、そんなプライドを棄ててこの詩(うた)をキミに捧げよう。

「キミを愛してる」

「キミが好きだ」

こんな言葉を繰り返して

キミに愛を誓おう。


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