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『愛離』
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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『愛離』-2

『僕はキミが好き』

僕の隣にキミが居て

キミの隣に僕が居て

キミのことを想い

僕のことを想ってくれた。

あの頃の、僕とキミが笑顔でいることはもう出来ない。

でも、僕の気持ちは関係が拗(こじ)れた今でも変わらない。

「僕はキミが好きだ」

ただ、それだけ。


『我儘』

単なる我儘だけど、

別れたまでも

キミの長かった黒い髪

キミのくりくりした瞳

キミの艶めかしい唇

キミの冷たい手

キミの華奢な身体

その全てを覚えていて

キミを忘れられない。

忘れることが出来ない。

未練がましいヤツだと思われても構わない。

それほどまでに、キミのことが大好きだから……。


『抱き締める』

「別れよう」

その言葉が、キミから漏れた。

キミのその口から紡ぎだされると思っていなかったたった五文字の言葉。

嫌だった。無理だった。

だから、今すぐにでもキミを抱き締め、「好き」と何度も言いたい。

この手にキミの温度をずっと、感じていたい。

でも、キミはそれをもう許してはくれないだろう。

だから、ボクは小さくうなずこう。

「わかった」と……。


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