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愚かに捧げる
【痴漢/痴女 官能小説】

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愚かに捧げる4-3

「お待たせ」
「ううん・・・」
会話が続かない。何か言おうと顔をあげた瞬間、敏樹の携帯が鳴った。
また部屋を出て行く敏樹。なんだかタイミングまで二人の邪魔をしているみたいだ。
真理子は膝を抱えた。

しばらくして。
「・・・?」
なんだか部屋の外で数人の話し声がするのに気づいた。
敏樹の母か弟が予定外に早く帰ってきたのだろうか?
「ただいま」
部屋のドアを開けた敏樹の後ろには、男が3人立っていた。
「おかえりなさい。・・・厚木さん!」
男のうち一人はこの間真理子に声をかけてきた厚木だ。昏い瞳で真理子を見下ろしてい
る。
「お?厚木ぃ〜抜け駆けか?」
「いや、別に」
他の男二人が厚木をからかう。敏樹は意に介さず押入れを開け、何かを探している。
(何・・・!?どういうこと!?)
こんな状況で別れ話をしろとでも言うのだろうか。
それに、厚木をからかいながらも男たちがチラチラと自分を見るのも気になる。
「みっけ」
敏樹が押入れからホームビデオのカメラを取り出した。
テキパキとコンセントを入れ、カメラが動くかチェックしている。
「トシちゃん、も〜ういいかい?」
「もうちょっと待って。あ、伊藤、念のためそこのドアのカギかけといて」
「何!?なんなの!?」
真理子はたまらず声を上げる。4畳半に5人。どう見ても仲良くお茶という雰囲気ではない。
だが、男たちは誰も気に留めない。厚木ですら。
「トシ、部屋汚いな。ちょっと片付けろよ。何か踏みそう」
「ああ、じゃあコタツどかすか。奥田、そっち持って」
「私っ!帰る!」
冗談じゃない。何が始まるか知らないがこんな状況でいつまでも座っていられるか。
だが、帰ると言った瞬間にさっきまで気にも留めなかった男たちが全員振り向いた。
「駄目だよ〜、マリちゃん今日の主賓だから」
伊藤と呼ばれた男がニコニコと、だが力いっぱい真理子の腕を掴む。
「いたっ・・・」
真理子は理不尽な待遇に涙ぐみそうになる。
その時、部屋の隅の椅子に座った敏樹が言った。
「OK。準備、整いました。いつでもどうぞ」
ADのような軽い口調から地獄の宴が開始された。

真理子の腕を掴んでいた伊藤が、そのまま真理子を仰向けに引き倒す。
「きゃっ!」
「かわいい声だねぇ〜。そそるねぇ〜」
「電車の中じゃ声まで味わえなかったからな」
「いやっ!やめて!離して!」
伊藤は真理子の両腕を掴んで自分の手で押さえつける。
厚木がブラウスのボタンを丁寧に取り、奥田が暴れる足を広げて抑える。
敏樹は指一本触れる気はないようだ。
「トシちゃ〜ん。ロープか何かない?」
「ない。延長コードでいいなら後ろに転がってるけど」
「OKOK〜。マリちゃん、ちょっと痛いけど我慢よ〜」
「いや!いやぁ!」
伊藤が真理子の両腕を手首から肘にかけて延長コードでグルグルと巻く。
「あ」
「厚木、どした」
「縛っちゃったからブラウス脱がせられない・・・」
「着ててもいいんじゃない?大事なところがちゃんと見えれば」
敏樹はカメラと真理子を交互に見て言った。


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