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気持ちの比例式
【学園物 官能小説】

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気持ちの比例式(Renewal Version)-2

「そぉだね。私は長文に飽きちゃったし…」
逆に私は、ノロノロと帰る準備をしだした。
「あ〜、瑠華英語の点数だけいつも異様に悪いよね?模試の点数はイイのに…」
「うん…。学校のは苦手なんだよね…。」
そう、撫子の言う通り学校の英語の点が悪い。
皆は部分点トカを貰ってるのに私は容赦なくバツを付けられる。
一度、桜坂先生に点数の付け方で言いに行くと貴女の志望校はレベルが高いし受験で必要な科目だから厳しくつけてるのよ?他の子もそうだから、といわれて丸め込まれた。
まぁ、言ってるコトは正しいし生徒のコトを思ってやってるからイイかな?っと思ってそのままにしておいた…。
そんなコトをふと思い出した。
「ちょっと!瑠華…。帰る準備すんのにどれだけかけるおつもりですの?」
撫子は帰る準備万端、逆に私はまだ机の上に問題集が置いてある状態。
「あ〜。ごめん。すぐに用意するから!」
「かぁーっ!トロい!私が入れてあげるわよ!」
撫子は手際よく帰る準備をしてくれた。
10秒もしないうちに用意が終わった。
「はやっ」
「瑠華が遅すぎるの!何とかしなよ、その性格!」
「撫子様がいるから大丈夫♪」
「甘え上手はイイとこだよ。ウンウン。」
二人顔を見合わせて笑った。そのあと撫子と帰った。
家に着くと6時30分を過ぎていた。
家に入って、台所に両親からの置き手紙『出張中だから晩御飯はこのお金で適当に買ってね☆お土産楽しみにしてて♪』
「このお金でケーキでも買って行こう♪あっ!こんな時間っ!早く服着替えて行かなきゃ」
私はお気に入りの服をきて、ほんの少しだけ香水をつけて出掛けた…。
―ピンポーンピンポーン―
『開いてるから入って来て』
「あっ、はい」
先生のマンションはいつも緊張してしまう。だって、すっごくゴージャスなんだもん。
高層マンションで入口はホテルのロビーみたいに綺麗で大きくて…。
教師ってそんなにお給料多いのかな?って疑問に思っちゃうほど。
初めてきた時、びっくりしすぎてつまずいて転んでしまった…。
その現場を先生に見られて笑いながら助けられたという苦い思い出が…。
その時に先生からも『トロい』という称号をいただいた…(泣)
-ガッチャ
扉が開くと、先生が私を出迎えてくれた。
「いらっしゃい。入って」
「あっ、は、はい」
先生は、綺麗にセットされた頭で銀縁眼鏡に白のエプロン姿で私を出迎えた。
先生は目はあまりよくないらしい。
学校では差し支えがないから裸眼らしいけど家では細々としたことをするからという理由で眼鏡をかけている…。
学校でも仕事があるんじゃ…?
先生のツンとした顔立ちが眼鏡をかけるとよりはっきりとする。
これが学校にいる時の人と同一人物とは思えない!詐欺だ…。
「その椅子に座って。もうできてるから」
と、先生はチャチャッと用意をしだした。
テーブルの上には、スープ、前菜、魚料理、肉料理が綺麗に盛りつけられている。
レストランにいるみたい…。
「どうぞ召し上がれ」
「はい!いただきます♪……ぅ〜ん、おいしぃっ!これも美味しいっ。」
「うまそうに食うよな、瑠華は」
先生は笑いながら言う。
「だって本当に美味しいんですよ?先生もワインばっか飲んでないでたべなきゃ!」
「気に入ったか…?」
眼鏡のづれをなおしながら私の目を見て微笑んできた。
…反則だ。色っぽ過ぎる…。
食事が終わった頃には先生はビールを3本、ワインを1本一人で飲み干していた。
先生はもの凄くお酒に強い。顔色一つ変わってない。
「あっ!先生!」
「なっ、何だ?大きな声だして」
「ケーキ買ってきたんです。さっき勝手に冷蔵庫いれちゃいました」
「あ〜じゃあ食うか?」
「はい♪用意しますね」
と言って私は台所へ行って冷蔵庫をのぞいた。
ケーキを探し出して振り返ると先生が小さめのワインボトルを持っていた。
「先生、もう飲んじゃダメです!」
「誰がこんな甘い酒飲むんだよ」
「ん?じゃあ、どして買ったんですか?」
先生はニヤっとしてボトルに口をつけて、私の腕を引っ張っり口付けをした。
「…んっ…。…ゴクッゴク…」一瞬何が起こったのかわからなかった。
「どぉ?」
先生が意地悪な笑みを浮かべて私を見下ろした。
「先生…。私、未成年なんですケド!」
「まぁ、今日は特別ってコトで気にすんな。まだ、余ってんだけど?どぉする?」
先生は私の耳元であの色っぽい声で囁いてくる…。私が断れないコトを知って聞いてくる…。
「……。先生、もっと…」
「瑠華が言うとエロい…」
とニヤついて口付けてきた。


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