万華(その2)-1
「ほら、しっかり口を開けるのよ…」
私の湿った股間の足元で男は唇を大きく開き喘いでいた。そして一瞬、私の股間の濡れた尿口
がぶるっと痙攣すると、わずかに色を含んだ尿液が男の顔面に少しずつ滴り始めるのだった…。
あのとき…
まだ高校生だった私は、あの牢獄のような地下堂で、あの男から恥辱に満ちた排尿を強いられ
たのだった。
たっぷりと水を飲まされ、淫部の割れ目を前に突き出すように後ろ手に縛られた私は、男の顔
の前に太腿を大きく開いていた。そしてその柔らかい秘裂に挿入されたあの男のざらりとした舌
によって、淫靡な感触を刺激されるように激しい尿の排泄感に私は身悶えていた。
私は股間の淡い繊毛の茂みにさえ脂汗が滲んでくるようなその尿意に必死に耐えていた。
唇から嗚咽を洩らし、よだれを垂らしながらも少しずつその生理の限界に達しようとしていた。
…おしっこを呑ませてくれ…
虚ろな目をしたあの男は、私のセーラー服のスカートの裾が大きく乱れ、晒した恥部の淫唇を
その紫色の唇で執拗に愛撫しながらも、私のまだ薄桃色の朱肉の粘膜の中を舌で探るように舐め
続けていた。
そして男はさらに私の裂かれた制服をまさぐり、尿をたっぷりと溜めた腹部の膀胱さえ、その
淫猥な掌でゆっくり揉みあげるように厭らしい指圧を加えていった。
あのとき、私は一体何を耐えていたのだろう…
あの男の前に排尿する恥ずかしさが限界に達しようとしていたとき、ただ一途に私の尿汁を哀
願したあの男の口元の前で、その屈辱に耐え続けていた。その恥辱に悶えながらも私は、体の奥
からしだいに高まる初めて感じた女の淫情に駆られ、すでに淫汁すら溢れさせていたのだった。
男の掌が私の疼く膀胱をしだいに強くほぐすように撫でさするたびに、膀胱が波打つように尿
意を増し、排尿を耐える尿口が小刻みに震えるのを感じていた。
私はあの男の舌の愛撫に激しく悶えながらも、男の口の中に排尿する欲情が徐々に沸き上がっ
てくるようだった。
男の獣めいた濃厚な愛撫によって少しずつ柔らかくなっていった私の媚肉…そしてその唾液に
よって潤みを持ち始めた私の尿縁は、しだいに色を含んだ汁で濡れようとしていた。
あの男は薄笑いを浮かべながら、私の尿芽にその唇を強くあて執拗に吸い上げようとした。
そして解きほぐされた私の淫肉が一瞬弛むと、私はぶるっと肩を慄わせ、男の口の中に尿汁を
たらたらと垂れ流し始めたのだった。そのとき私は、狂おしく首を振りながらも、その羞恥心が
かき消されるかのような甘美な肉悦に酔いしれ始めていたのだった…。
そして今、私は銀髪の男のその欲情に澱んだ瞳とあのときと同じようなその尿の排出感に、脈
打つような疼きを膣襞に感じていた。
男の端正な顔面が弛むようにゆがみ、うすい色を含んだ私の尿汁が少しずつその唇に滴る。
尿液が男の高い鼻筋からその唇の中に注がれ、溢れた汁が頬を流れ落ち、やがてバスルームの
大理石の白い床に広がる。そして饐えた臭いを漂わせながら、生あたたかい尿液はやがて勢いを
増すように私の股間から男の顔面に勢いよく浴びせられるのだった。
私の膣内がその嗜虐の淫情に満ちたような熱を持っていた。溢れるように放出された私の薄い
黄色の液が男の首筋から次々とその厚い胸に流れていく。
私は少し腰を低くし、男の顔面に股間を近づけ、その大きく喘ぐ唇の中に尿液を注ぎ込む。
股間の窪みから迸り出る私の尿汁は、まるで海綿動物のように蠢く男の口の中を満たし、唇の
端から溢れ出た。、