バッドブースター-4
そういうわけで佑助の部屋のベッドのうえ。
二人は先程とおなじように唇と舌を絡めあっていた。少し違うのは佑助も藍も下着姿だということである。
「んみゅ…‥あみゅ…‥」
時折藍の口から漏れる甘い声と、白いショーツとブラのみのスレンダーなボディが、佑助をこの上なく昂奮させる。
「んっ……!」
佑助の両手がおそるおそるふたつのふくらみに触れた。ブラ越しではあったものの、その柔かさと弾力は掌を介して如実に伝わってくる。
「あ…っ!」
思わず唇を離す藍。佑助が胸を刺激をさわることからもむことへと切り替えたのだ。
「藍…」
反応の良さに気をよくした佑助は、愛撫の段階をひとつ上げるため、藍をベッドに横たえた。
そして、ブラをはず……す方法が分からないので藍自身にはずさせて、小ぶりな乳房を露出させる。直にふくらみを揉みしだきはじめる。
「きゃん…あっ、あん…」
次第に藍の体は汗ばみ、薄桃色を纏いはじめる。
「くぅ…!あっ!そ、そこは…あうぅ!」
佑助は、硬く屹立したチェリーピンクの乳首に集中攻撃をかけていた。片方を指先でこねくりまわし、もう一方を口に含み、チュウチュウと音を立てて吸う。
「ああっ!そんな、吸っちゃあダメェ…」
口では軽く抵抗を示しているが、本心はそうでもないようで、佑助にされるがままになっている。両手は腰元でグッと握られており羞恥に耐えているようだった。
やがて、佑助の愛撫の矛先は、少しずつ下へずれていき、ついには少女の薄布に守られた秘部へとたどり着く。少年の舌がショーツ越しに性唇にふれる。
「ひゃう!」
これまでよりも高い矯声。そのまま布の上で舌を運動させる。自分の唾液だけでなく、内部からの液体の存在も、少女の秘所を守護する砦に潤いを与えていることに、佑助は気づく。
「藍…脱がすよ…」
「う…うん」
恥ずかしがりながらも自分の申し出を受け入れてくれた可愛い少女にキスをすると、ショーツに手をかけゆっくりと引き抜く。藍も腰を少し浮かせ、その作業を手助けする。
その布地の裏には、少女の官能をしめす蜜がたっぷりとついていた。
「……すごく濡れてる」
「だ、だって…いっつも佑助君のことばかり考えて自分でしてたから…こうしてもらえるだけで、すごく感じるの…」
快楽によって思考がマヒしているのだろうか。とんでもなく大胆な告白をしてくる藍。それを聞いた佑助の欲望は、臨界点を突破した。
「もう、我慢できないよ…」
「うん、いいよ、きて…」
佑助はかろうじて自分の欲望を封印しているトランクスを脱ぎ捨てる。戒めを解かれた少年の分身は、少女への侵入を心待ちにするかのように、熱く反り返っていた。
膣口に己の欲望の化身をそっとあてがう。そして、ゆっくりと、確実にそれを埋没させていく。
「つっ…」
歯をくいしばり、膣を広げられる圧迫感に耐える藍。その原因は膣口よりも、更に深く、硬く、狭隘な部分へと到達する。藍の純潔の証であり、それを守る最後の関門でもあった。
「藍、いくよ」
静かに頷く藍。それを見届けると、下半身に今までよりもさらに力を入れ、門を破る破城槌を突き入れた。
「かはっ!!」
藍は口を開き、激痛に悶える。目の端からは涙がこぼれ、こめかみを伝う。苦痛で顔を歪め、体を震わせるその姿に、佑助はえも言われぬ罪悪感を感じ、腰の動きを止めた。
「…やめるの?」
動きが止まったことを怪訝に思った藍は、目を開き、自分を見つめている佑助の顔を捉え、訪ねた。
「あ、いや、だって、すごく痛そうだし…」
藍は、下から佑助をきゅっと抱き締めた。
「いいの…痛くても。痛くてもいいから、止めないで。最後まで…して?」
その言葉で、佑助はまた腰を進めはじめる。一物は、行き止まりまでたどり着いた。
「藍…奥まではいってるよ」
「うん…奥に当たってる…」
「……」
「佑助君?」
正直な話、けっこう前から、佑助の初めて女性の中に入った敏感な肉棒は、爆発寸前であった。少女の奥地にたどり着くことだけを目標に、必死に耐えていたのである。
「ごめん、ヤバイ…」
何がヤバイのか察した藍は、優しく応える。
「いいよ、膣にだして…」
「え!?それは…」
「大丈夫。今日は大丈夫だから…お願い…膣に…欲しいの…」
藍は佑助の腰を細いしなやかな脚で押さえ込む。
その行為が、佑助の最後の枷をはずす鍵となった。
「あ、出る!」
その言葉と共に、大量の白濁液が、藍の体内に吐き出された。
――ドクン!ドクン!ドクン!
「あっ!熱!熱い!!」
そのまま佑助は欲望の全てを注ぎこんでしまった。
「はっ…はあっ…はあっ…」
「ご…ゴメ…」
謝ろうとした佑助の口を、藍の唇が塞ぐ。
「いいの。私が望んだ事だから」
ゆっくりと唇を離してから、藍は微笑んだ。