振り向けお前っ!6話〜全員集合〜-10
一瞬きょとんとする愛華だったが、
「え?近所ですね、、よろしくお願いします。」
「うん。」
と返事を言うと家の中に入っていった。
「なぁ、多分俺だけが近いと思われたよな?」
「多分ね。」
「後であたしの家教えてあげよっと。」
「また近くに・・友達が増え・・・ました。」
ふう、考えてみるとそうだな、いろいろ騒がしかったよな、一気に3件も引越し来るわけだし。
実際来てたんだよな・・・
そこで気づくべきだった。
やれやれと思いながら
「じゃあ、また明日な。」
「うん。」
「あーあ、明日もあんたの顔みるのか。」
「いやならいいんだぞ、見なくても。」
「ま、また・・明日。」
そうして家に入っていく、それぞれが自分の家に。
「ふぅ、ただいま。」
「あら、お帰り。」
「はぁ、まったくなんだか。」
「どうしたの?」
「いや、なんでもないよ。」
「おかしな子。」
そういって笑う親に
「それを育てたのはあなたです。」
とだけ言って部屋に入る。
悠太の母は
「それもそうね。」
と言って苦笑する。
部屋の中で。
「あー、もう、奇跡じゃ収まらないよな・・知り合ったやつ全員が近所だなんて・・一人は隣だし。」
「ふぅ・・」
一通り頭の中をまとめると、少し疲れが出たのか眠くなり、そのままベットに倒れこんで寝てしまった。
夢見心地のなか、悠太は、これからも問題なく楽しく生活できればいいと思いながら、静かに眠りにつくのであった。
次回は番外編!・・・、かもしれない
ではまた次回
To Next Story for seven