特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.9-1
それは一枚の葉書から始まる。
忘れた筈の眩しかった頃を思い出す。
規律と時間に縛られた空間で、窮屈ながらも楽しい日々を過ごした。責任から守られていた。今、総てに責任を問われるのは窮屈さの代償か。
この歳になって見えてくるもの。理解できるもの。
27歳。
あの時の無茶苦茶をいったあの先生と同じ歳だ。
一つ思い出すと連鎖反応で蘇る。
15名の顔がはっきりと思い出せるのは、あの二週間が高校三年の1番の思い出になったからだろう。
もう一度言おう。
こうして思い出したのは一枚の葉書からだ。
***
3年5組21番 日立光久
『一日で何回、女性の身体で射精が出来るか調べよ』
「ほら、口、もっと吸って」
ぐいぐいと頬の内側に擦り付け、眉をしかめながら懸命に口で愛撫を加える少女を押さえる。
締め切った部屋にクーラーの音が響くが、皆一様に汗をかいていた。
くちゅくちゅと口を動かす少女を満足そうに眺め、もう一人の少年に目をやる。
少女を挟むように膝立ちになる少年達は、敵対するわけではなく、互いに少女を愛おしんでいた。
そして少女も。
二人に優劣をつけられないほど、比べられないほど、愛している――――
3年5組3番 草野雄一
『女性の神秘を探れ。三つの穴から伝わる快感を比較せよ』
「駄目だよ、飛鳥。口ばっかりに夢中になっちゃ。ほら、お尻振らないと俺、いつまで経ってもイけないよ?」
ぐん、と腰を押し付け、耳元で囁く。真っ赤に熟れた秘肉に雄芯が突き刺さり、子宮口を圧迫する。
少女を挟むように口と膣を貪る少年達はリズムを合わせるように少女を貫いていく。
「ふっ、うふぁ、んんぅ」
突かれるたびに口の隙間から甘い声が漏れ、固い肉棒が更に固くなる。加えて漏れているのは声だけではなく、突かれている膣の隙間からも分泌液がぽたぽたと垂れていた。
3年5組38番 水城飛鳥
『男性性器を身体全てで味わい、どこが一番絶頂を迎えやすいか調べよ』
「やっぱり飛鳥はま〇こが一番いいんだよな」
時折回転を加え、膣を蹂躙しながらラストスパートをかける。腰を掴む手も力が入り、尻肉と腹部のぶつかる音が響いた。
「そうだな。そっちを攻められてる方が唾液もいっぱい出るし。顔も一番エロくて腰にくるぜ」
頬を赤らめ、眉間に皺を寄せて快楽に堪えているのに、口の吸い付きはとまらない。そのギャップが口に入っている雄芯の動きを早めさせていた。
「く、そろそろ、でる」
膣の圧迫に耐え切れず、派手に抜き差しを繰り返す。
「俺も、、飛鳥、かけるぞ」
ジュプ、っぷ、ぐぢゅプ、音が速まり、口に収まっていた雄芯が先に抜き出た。
「く、うぅ、いく、っぁぁ」
自身の手淫でしごきながら、白い精液を少女の顔へと飛び散らかす。
「ひやぁっ、ぁあああっ、いくっ、ひあっ、やああっ」
口を塞ぐ物が無くなり、少女の声が快楽の限界を叫ぶ。
顔面にだらだらと精液を掛けられながら腰を跳ねさせる。もっと早く、もっと奥まで、もっと激しく、貫いて、掻き混ぜて、もっと、もっと!腰を振る少女の本意が伝わったようで、膣を蹂躙する少年の動きが速まる。
「くうぅっ、いくよ、飛鳥、出すよ、ほら、飛鳥!」
雄芯を膨れ上がらせて、子宮口に押し付けるほど深く挿入した状態で精液を噴き出した。もちろん、ゴムの中にだが。
「っあん、でてるぅ、っあああっ、美味し。口も、あそこもっ」
虚ろな目で快楽に浸る。
そんな少女を少年達は愛おしく抱きしめていた。