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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.8-12

「失礼します」
短いノックに短い返事が返って来た。ドアを開けると待っていた様にニヒルに笑う奴がいる。
「今日も見回りなんですね。教頭先生が鍵を渡してくれって」
机に硬質な音を立てて鍵を置く。束になった鍵は大河内の机の上で静かになった。
「では、失礼しま」
「昨日」
言いかけて踵を返す寸前に腕を掴まれた。熱い、大きな掌。昨日と同じなのに、別人のように荒々しい。
「誰でもよかったんだろ。結局」
驚いて大河内の顔を見上げると、今まで一度も見たことが無い鬼のような形相だった。
「な…何を、、何の話で…?」
掴まれた腕は熱く鈍い痛みが走る。それよりも恐ろしさに唇が震え、石を飲み込んだように胸が痛くて苦しい。
愛美は恐怖に怯えていた。
「何って難しい話じゃないだろ。言った通りだ。解らないならもう一度言ってやろうか。昨日、誰でもよかったんだろ?」
抑揚のない冷たい声は、考えたくても愛美の脳内を右から左へと流れていく。怖さの為だろうか、一生懸命考えれば考えるほど恐怖心は募り、震えは指先まで広がっていた。
「考えたら簡単だよな。優しくされるのなんて偶然で、たまたま俺の気が向いて優しくしただけで。今頃気付くなんて俺らしくないって呆れてたところだ」
グッと掴んだ腕を引き寄せ、愛美との距離を縮める。目の前で怯える愛美は青白い。だが、昨日のように許す気にはならなかった。



「んううぅ」
合意も無いまま唇を重ね、息も出来ないほど舌を絡ませて口内を掻き回す。
目尻に涙を浮かべる愛美に目もくれず、固い床に押し倒す。ワイシャツもキャミソールもたくし上げる頃には、嫌がりつつも流されてしまう愛美がいた。
知らず知らずのうちに甘い声が零れ出し、緊張が抜けていく。
痛いくらいの噛み痕が、肩口や首元に降り注がれる。チクリと痛い。だけどキスマークの様に軽いものじゃない。噛み痕。そう言うのが一番当てはまる。
真っ白いブラジャーはホックを外されただけで、他の衣服同様、体に引っ掛かったまま。
大河内の舌が踊る。ぺろり、ぺろりと突起をわざと外す様に周囲に舌を這わす。舌はナメクジの様にうねり、這った痕はすぅすぅと冷たい。
「ああっ、もっ…っあんっ」
愛美は身を捩るので精一杯だ。ビクビクと呼吸と共に上下する突起は、更なる刺激を求めて震えている。
「……ちゃんと口に出さないと、後でレポートに記す時に忘れるぜ?」
怒っているのか、馬鹿にしてるのか。大河内が解らない。
でも。
怯えて震えていた自分が、大河内にふれられて解れてきているのは確かで。
こうして感じてしまうのは、きっと……

「ほら…私は今、舌で乳首を苛められてますって言えよ」
ようやく舌を紅く尖ったソコに這わせ、ゆっくりと口に含み舌で転がす。今まで焦らされ敏感になった体に、急激な刺激が喜びを与える。
「アアッ!…ひあッ、んアッ!」
ちゅ、ちゅっと吸われると目の端から涙が零れる程気持ちが良い。

「…淫乱」

くくくくっ…とお決まりの低い笑い声。
愛美はもう、思考が虚ろになりつつ在る。
(あぁ…私、淫乱なんだ)
大河内に心も体も浸食され、服従の二文字が遺憾無く体に染み渡る。
「ほら、もうこんなに腰を揺らして」
気付かない内に、愛美の体は動いていた。上半身は素肌をさらしているのに、下半身はスカートすら捲り上げて無い。愛美は誘う様に腰を浮かし、ぷるぷると震えていたのだ。


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