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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.8-13

「スカートの下、触って欲しいんだろ?」
眼鏡の奥で、愛美の顔が酷く赤らんでいる。白い肌だから尚更解る。
「ほら、人に頼む時はそれなりの態度って有るだろ?」
大河内の悪魔の様な囁きに愛美は従わざるを得なかった。
あんなに拒んで、嫌がって、否定していたのに。愛美の気持ちは、もう後戻りができない程、快楽で一杯だった。
「あ…さ、触って」
真っ赤に顔を火照らせ、伏し目がちに愛美は言った。紺縁の眼鏡が汗で鼻筋からずれる。三つ編みおさげは、床との摩擦で乱れてしまって、まるで淫らな優等生だ。
「ちゃんと自分でスカート捲って。ほら、下さい、も忘れずに、もう一回」
愛美はぷっくり膨れた紅い唇を薄く開け、軽い決意の様な吐息を吐いた。
上半身を少し屈ませて、そろそろと両手をスカートに持って行く。
かぶさる様に四つん這いになった大河内の下で、愛美は膝を立ててスカートの裾をギュッと掴んだ。
大河内はニヤリと満足げに笑んで、体を起こして愛美の腰辺りで膝立ちになる。急に目の前の影が無くなり、明るい午後の日差しが愛美の視界に広がる。

夏の日差しは容赦ない。幾分傾いたとは言え、とても暑い。いや、本人達にしてみれば暑いのでは無く、熱い、のだろうが。

震える両手で、愛美は言われた通りスカートのスソを掴む。そして、ゆっくり、ゆっくりと捲り上げていった。
滑らかな陶器の様な太股。魅惑的な膨らみの、三角地帯を覆う薄い水色のショーツ。それらがゆっくりと姿を現す。……そして

「触って、下さい…」

完璧なまでのお願いだ。
胸の中腹までスカートを持つ両手を上げて、薄い水色のショーツ姿の下半身をさらけ出す。
大河内は久方振りに性的興奮を覚え始めた。
たぎる様な熱さ。熱が脳内から一直線に自分の下半身に伝わる。

――この女をメチャクチャにしてやりたい――

その欲望がむくむくと募る。勿論、歯止めなんてする必要も無い。
大河内は白衣の胸ポケットから黒くて棒状の物を取り出した。丁度、愛美からは逆光で見えない。しかし、…チキチキチキチキ…の音で顔を青ざめた。

それは、カッターナイフ。

ぺたり、と太股に刃の部分を当てられ、愛美は今まで味わった事の無い恐怖に身を引きつらせた。
「大人しくしてれば大丈夫だ」
笑いを含みながらカッターナイフを動かす。
刃は左側のみが切れる部分。上や右側の部分で刃を滑らせても切れる心配は無い。
つつつ………と滑らかな太腿を滑り、ショーツの上もためらう事なく滑っていく。
カッターナイフを縦にしたときの針で引っかかれるような滑り方や、横にして面を使った固い刷毛で撫でられるような滑り方。
どれをとっても尿意を催すようなゾクゾク感が止まらない。
大河内は縦横無尽に右側の切れない方で刃を走らせ、太股を蹂躙していく。
愛美は切れるのでは無いかと冷や冷やしながら肌を粟立てている。

…しかし、人間とは恐ろしい生き物である。

あれだけ恐怖に怯えていたのに、恐怖はいつの間にか快感を生み、刃が滑って線を描く度に下半身にゾクゾクと震えを覚えてしまう。
勿論、刃が滑っているのが太股という、体の節々で割りと性的快感を得やすい箇所であるのだが。

愛美は自分でも確実にショーツを濡らしている事に気が付いた。
じゅくん、じゅくんと奥が熱くなり蜜が零れる。
頬は真っ赤に上気し、瞳は潤んで誘っている様にしか見えない。
大河内は満足すると、腰骨辺りにカッターを移動させた。そして、素肌とショーツの隙間に滑り込ませ、音も無くショーツとショーツのゴムを切った。
べろりと右半分が捲られ、黒い陰毛が顔を出す。
愛美は快感と恐怖に耐えていた。刃を縦にした時のゾワゾワ感が堪らなく怖いのだが、気持ちがいい。
そうして、愛美が悶えているまに、もう一方も切り落とされたのだった。


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