陽だまりの詩 13-7 *** 「……ふぅー」 俺はその場に突っ立ったまま煙を吸う。 「春陽、なんて呼んじまったよ」 また笑いが出る。 まあいい。 あいつはもう俺の息子だ。 あの目は本物だ。 奏は絶対に守り抜くという芯のある目。 もう心配はいらないだろう。 これで…よかったんだよな? 俺は静かに自問自答を繰り返していた。