振り向けお前っ!第5話〜友の過去、これからの自分〜-4
[さて・・放課後どうしようかな]
と午後の授業中にそんなこと考えながらすごしていたのは悠太だった。悠太達(無論、阿佐美、進一、輝、薫)
は、部活に入っていないため暇なので皆でよく過ごしている。
「だから――――で、これにこれをかけて、・・・・・・・・・おい神木これ解いてみろ。」
「これがこうであれがそうでそれがこう。」
・・・・・・・・・・・・・・・教室中が静まった。
悠太は、頭はさほど悪くはないのだが、先生に授業をまともに受けてないのをたまに見つかって指名されると、あんまり答えられない。
今もその状態だったのだが、すんなりと答えてしまったので、クラス中の皆が少し驚いていた。
「え?・・・あ、俺なんか変な事言った?」
「いや、合ってるから平気だぞ。」
「そうですか・・」
[さて・・・ほんと何するかな・・・]
午後の授業終わりー・ ・ ・ ・
「なあ、輝・・」
「ん、何?」
「輝この後暇?」
はて?と傾げる輝に悠太が言った。
「この後何にもやることなくてさ・・・暇なら輝んとこの家にでも遊びに行きたいななんてな。」
「ちょっと待ってね。」
それから輝は少し考えて。
「うん、今日用事もないし別にいいよ〜。」
「じゃあさ、この後寄っても良いか?」
「うん、いいよ。」
そして校門前
じゃあなー、ばいばいー、などと声が飛んでいるこの正門、ここで皆で帰ると阿佐美が言ったのだが・・・
「来てねえじゃん・・・・・」
「まぁまぁもう少し待ってれば来るって。」
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「・・・・・・・・なあ、輝・・・少しってどのくらいが少しかな?」
「5分から15分くらい・・・・・」
「俺ら何時間待った?」
「・・・・・30分」
「・・・・・・・・来ないな・・」
「来ないね・・・」
すると携帯に着信が。