異世界の放浪者 第二話-3
「まぁそうなんだが…」
あくまでちょっと使えるってだけであってもなくても同じなような気がする。
「ところでちょっと質問していいか?」
「なに?」
「なんでみんな召喚しまくるんだ?罪とわかってやるのはおかしいだろ?それに召喚したらすぐにもとの世界に戻してやればいいじゃないのか?」
「あー…それはね…」
持っていたトンファーを俺に返してきた。
「まずは何故すぐに元の世界に返さないかだけど…一か月は元の世界に戻れないからよ。召喚術発動から約一か月経過しないと戻ることができないの。召喚術はやったら目立つものなの召喚者は目立たないけど召喚した場所は目立ってしまうものでね、その場に召喚したら私がやりましたって言ってるもんになっちゃうわけよ。そしてもう一つの疑問はこの世界には人口が少ないのよ。」
「?」
「この世界には住んでる人口は広い世界の割には約十万人。その人口の少なさ故に人口を増やそうとしたときに使われたのが…」
「召喚術…」
俺はここにきたものであろう一種の魔法を口にした。
「そっ!それでね、いまから数年前なんだけど魔法使いを集め大規模な大量召喚が行われたの。だがその召喚で召喚されたものたちは大混乱。そのせいで召喚されたものどうしが力を合わせ反乱が起きたわ。そこでしょうがなく一部の者を意外の人たちを元の世界に返したの。それ以来目的なく召喚する事を禁じたのよ。でも人口が少ないから影でコソコソと世界のためにやってるのかわかんないけど召喚術をする人がいるのよ」
「一部の人って?」
「この世界を気にってくれた人よ。って人って言えないような者もいるけど」
この世界には色々と事情があるらしい。だが俺がいちいちその事情に付き合う義理はなかった。できるなら早く帰りたい…。だがどうやって?術者はいず、手掛かりとなるものは術者がいればトンファーが光るとゆうだけである。疑問を投げ掛けてところで戻れるわけでもないが訳を聞いた俺。これからどうしようかと迷う。
「気の毒な話だけど私ができるのはあなたの身の回りのお世話ぐらいだわ」
本当に申し訳なさそうに言うミラル。
「いえ…しょうがないことです」
時など戻る事などない。俺は現実を受け止めるしかなかった…。
「ん?」
ミラルが俺のトンファーに目をやった。
「あれ?その武器…ひかっ」
光ってるとゆう単語を口にする前に大きな光を発した。
「あっ…やっと見つけました」
先がクネクネした杖をもちローブで全体てきに体を隠していた。声てきには透き通ったような優しい声で顔を見ずとも女の人だとわかった。その女はゆっくりかぶっていたローブのフードを外した。薄い茶色い長い髪の毛に白いきれいな肌。瞳は碧く透き通っていた。だが気になることが部分が一か所。
「犬の耳?」
人間にはないその気になる部分を言った。
「また会えて嬉しいです…登くん…」
その見知らぬ少女は俺の名前を言ってきた。