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秘書の恋
【OL/お姉さん 官能小説】

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約束…1-5

結果的にそれで梨絵さんを今まで何度も…わたしと付き合う前から傷つけてきたんだとしたら。

そしてわたしにまでこんな思いをさせて…

絶対に許さない――

「…社長」

「ん?」

「――梨絵さんの中は…わたしと比べてどうでしたか?」

「…え…?!」

「梨絵さんに聞きましたよ。

梨絵さんってどんな顔するんですか?
綺麗な人だから…きっとそんな時でもすごく綺麗なんでしょうね…?」

わたしは社長の唇に人差し指を当て、社長の体に覆い被さるようにして社長に迫る。

「わたしが…どんな気持ちでいると思ってますか?
ただの浮気は…多分社長はしないんでしょうが――
だから余計わたしは怒ってるんですよ…?

梨絵さんは、わたしにとっても大事な人ですから。
求められたら抱く、なんてそれが優しさだと思っているような社長をわたしは許すことができません」

わたしのスカートが太ももまでめくれ上がっているからストッキングのレース部分がスカートから覗き、深紅のガーターベルトが見える。

…社長は何も言わない。

「わたしの怒りを…鎮めてもらわないと気が済まないですね…」

わたしがこんなに嫉妬や怒りをぶつけられる人は、社長だけ――
…それを社長に教えてあげる。

唇に当てていた人差し指を顎から首へ、首から胸元へと這わせていく。

「社長は…わたしが嫉妬も何もしないような秘書だと思ってるんですか?

わたしはあなたの前なら…ただの女になりさがってしまうんですよ」

社長の喉元がごくり、と鳴るのがわたしにはわかった。
――どうせ、わたしなんかよりも梨絵さんにドキドキしたくせに。

「ん…麗…」

キスをすると、社長の唇が震えてる。

その唇の震えを感じ取ってしまうとわたしの許さないっていう決心が揺らぎそうな気がしたから、わたしは唇を離す。


…ずるい。

そんな切なそうな顔して。
すまない、って今にも言いそうな顔して。

まるで社長が初めてあたしを抱いたときみたいな…。

「――わたしにひどいこと言われてるのにたってる、社長」

右手でズボン越しに社長のそれにそっと触れた。


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