西森自己満ラジオの夜明け〜森ちゃんだまし〜-3
西 「ついにこの日がやってまいりました!」
中山 「企画から約一月、長かったっすね」
西 「今日はですね、午後七時に駅前で待ち合わせしてですね。今、俺達のいるダイニングバーに森ちゃんがなにも知らずに来るという事ですよね?」
中山 「そうです」
西 「ちなみにこのダイニングバーは、中山の同級生がやっているお店で、本日貸し切りになっています。隠しカメラをセットしてあるので、二人の様子を別室にて見守る訳ですね?」
中山 「はい、西さんの言う通り」
西 「なんかロ○ハーみたいだな」
中山 「まあ否定はできませんけども」
西 「んで? リキッド君は現場に行ってるの?」
中山 「はい。連絡取れますけど、どうします?」
西 「つないで」
中山 「はいはい。 はい、つながりました」
西 「もう!? 早いな〜。 もしもし、リキッド君」
リキッド 『はい』
西 「森ちゃんはまだ来てないですか?」
リキッド 『まだです』
西 「まああと10分ぐらいあるしね。そうそう、このままつなげっ放しにして時々指令を送るから」
リキッド 『了解です』
西 「さて、とりあえず我々は別室に移動しましょうか?」
中山 「そうですね」
〜8分後〜
西 「森ちゃんが到着したみたいです。中山、音声切りかえて」
リキッド 「こんばんは」
森 「こ、こんばんは」
リキッド 「さ、行きましょうか」
森 「はい」
西 「なんかあいついつもの声のトーンと違うな。緊張してんのか、猫被ってるのか?」
中山 「森ちゃんも女の子って事ですよ」
リキッド 「本当に来てくれるなんて、感激です」
森 「いえいえ。こちらこそ、お食事に誘って頂いて」
中山 「なかなか良い感じですね」
西 「そろそろここに到着する頃じゃないか? ほら、来た」
森 「うわぁ〜、素敵なお店ですね」
リキッド 「知り合いがやってるんです。今日は森さんのために貸し切りにしてもらいました」
森 「え、そんな私なんかのために」
リキッド 「森さんは芸能人ですから、こんな所まで来て顔を指されるのは嫌だと思ったので。お気に召しませんか?」
森 「いえ、気を使わしてしまってごめんなさい」
西 「なに言ってんのアイツ!」
中山 「なにがですか?」
西 「森ちゃんがどこに行っても、顔なんて指されないっての」
中山 「でも森ちゃんはまんざらでもない感じですね」
森 「そんな気を使わなくていいのに」
リキッド 「いえ、それはたてまえで、本当は森さんと二人きりになりたかったんですよ」
森 「え……」
中山 「あーあ、もじもじし始めちゃった」
西 「このドッキリの目標の森ちゃんが照れてる所を見るっていうのは、とりあえずクリアということで、じょじょに夢から覚めてもらおう」
中山 「そうですね」
西 「まずは、今から注文してもらうんですが、男装している宮ちゃんが注文を取りにいきます」
中山 「バレませんかね?」
西 「店内暗いから大丈夫でしょう。リキッド君、プランA実行で」