投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

西森自己満ラジオ
【その他 その他小説】

西森自己満ラジオの最初へ 西森自己満ラジオ 41 西森自己満ラジオ 43 西森自己満ラジオの最後へ

西森自己満ラジオの夜明け〜森ちゃんだまし〜-2

リキッド 「ありがとうございます」
森 「いえいえ。ちょっと汚いですけど……」
リキッド 「いやいや。ずっと宝物にしますよ。そうだ、これ。僕の連絡先なんですけど、よかったら連絡ください」

カードを無言で受け取る森ちゃん。音声しかないのでどんな表情をしているのかはわからない。
最後に握手をし、リキッドは立ち去った。

次の日、さっそく森ちゃんに動きがあった。
ラジオでも共演した、西さんの妻である西恵さんに、森ちゃんからメールが届いたのだ。
森ちゃんは普段から、よく悩みを恵さんに相談するらしく、今回は恵さんにも全面協力して頂いている。

森 『昨日、ファンの方からメルアドを渡されたのですが、どうすればいいと思いますか?』

いつもは、顔文字や絵文字で文面を可愛らしく飾る森ちゃんだが、よほど悩んでいるようで、簡素にそれだけ書かれていた。

恵 『そのアドレスをくれた人は、もしかして美玖ちゃん好みの人?』
森 『なんで分かったんですか!?』

恵さんは騙しサイドの人間なので知らないはずがない。

恵 『文面からにじみ出てたわ。で、美玖ちゃん的にはどうしたいの?』
森 『わからないんです。どうすればいいんでしょうか?』
恵 『連絡先をくれたってことは気があるってことでしょ。美玖ちゃんが好きになっちゃったなら、連絡してみたらいいんじゃない?』
森 『わかりました。連絡してみます』

森ちゃんが罠にはまった瞬間だった。


それから数十分後。
森ちゃんに教えた連絡先にメールが入った。差出人は、当然森ちゃん。

森 『森美玖です。いつも応援ありがとうございます。 お花ありがとうございました、まだ部屋に何本か生けてあります。また、来月もライブやるんで是非来てください。 これからも応援よろしくお願いします(*‘‐^)-☆』

このメールが届いた携帯は、リキッドが所持しているのではなく、この男が持っていた。
中山 「あ、きましたね。なんだか、お礼しか書いてないです。 でも、こっちから口説いていけば落ちるでしょ」

そう、中山P。日頃、出会い系サイトでつちかったメール術を駆使し、リキッドとして森ちゃんを口説き落とす役を買って出たのだ。
リキッド 『森さん、連絡して頂きありがとうございます。 あこがれの森さんからメールをいただいたというだけで、僕は心臓が破裂しそうになってしまいましたよ』
とかなんとか、森ちゃんを褒めて褒めて褒めまくっていく。


それから半月もの間、メールのやりとりを続けていった。

そして、デートの約束が交わされた。


西森自己満ラジオの最初へ 西森自己満ラジオ 41 西森自己満ラジオ 43 西森自己満ラジオの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前