社長室での秘め事-6
「入っちゃったよ、全部…」
そう言うと、やっぱり俺は我慢ができなくて腰をすぐさま動かす。
「社長、だめっ…」
お前を責める権利は俺にないと言ったけど…
でも、優しく、笹原はお前を抱いたんだろ?
どんな顔して抱かれたんだよ…
と思うと。
俺の頭の中はただ嫉妬心でいっぱいになる。
気持ちよさそうな顔を見せたのか?
泣いて、心の中では抵抗しても、体は許したのか?
この細い華奢な腰を引き寄せられて、ブチ込まれて、感じたのか?
「ああっ…社長…」
もっと…社長って呼べよ。
高根の花の秘書を犯してるって。
そう思わせてくれ。
俺だけの…坂下麗だって。
この体も、それから流れだす卑猥な体液も、全部俺だけのだって…
「ついて下さい、って言えよ…」
「…そんなの、言えませんっ…
恥ずかしいです…」
「麗…?社長命令だっ…う…」
「つ…ついて…くださいっ…」
「どこがいいんだ…?」
「も…許して下さいっ…言えません…!!」
俺はそんな麗に、いやらしい言葉を言わせたくて腰を引き寄せる。
奥に、痛いくらいに、俺のそれを押し付ける。
「あっ…そこだめですっ…!!」
「ん?…奥が…いいのか…?」
「は…いっ…
奥…いいですっ…」
−−もう我慢できないみたいだ。
俺は腰の速度を速め出す。
ぐちゃぐちゃになったそれが、俺の欲望を誘い出すんだから。
「あ…社長…!!」
肉と肉とがぶつかり合う音がだんだんと激しくなる。
限界ギリギリのようだ。
…イク…!!
−−吐き出された体液は、麗の太ももへとだらりと流れていく。
麗の体はまだ、ビクビクと小刻みに震えていた。
「麗…」
俺は麗の髪を撫でて、キスをした。
そのぬくもりをずっと感じていたいと思ったのは、言うまでもない−−