愛美-2
「!!やっばぁ!…モッコリ見られちゃった!?」
愛美は全速力で走り、小路地を幾重も曲がった。
『ハァ…ハァ…ハァ…』
息を切らせて、振り返って見た。誰も追ってきてはいないようだ。
『フッー!』
走り回ったので、喉はカラカラ。
自動販売機でミネラルウォーターを買う事にした。
取り出し口から、ミネラルウォーターを取り出そうと、前屈みになった瞬間、愛美の後ろに大きな影がさした。
『あっ!』
愛美は、思わず声を上げそうになった。
さっきの黒人二人が、クチャクチャとガムを噛みながら愛美を真後ろで立っていた。
─後で知る事になるのだが、二人の名前はワキムとティカ。ギニアから出稼ぎに来ている、不法就労者である。─
「ついてこられた!?」
愛美は咄嗟に思ったが、間近で見ると、ホントにでかい。
身長160cmの愛美が子供みたいだった。
愛美の目線は二人のお腹位の位置にしかなかった。
巨大な塊に挟まれた愛美は、怖くて声もでない。
人通りがなく、身が硬直してしまう。
すると顔が近づき、
『ヘイボーイ。カワイネ。イイトコ、イキマショ。』
片方の黒人が、愛美の耳元で囁いた。
『えっ!?…えっ!?…』
愛美は、恐怖で動くことができない。
しかし、半ば強引に手を引かれ、五分位歩かされ小さな雑居ビルに連れ込まれた。
途中二人は英語でもない、解らない言葉で話しながら、ニヤニヤと愛美を見ている。一人は携帯で何やら、どこかに連絡している。
「ヤバい!ホントにヤバい!?」
愛美は少し焦ったが、既に後の祭り。
巨漢二人に固められて、逃げられるわけがない。
三階の一室に連れ込まれるて、愛美は絶句した。そこは彼等の住居。1DKの部屋に彼等とは別に7人の黒人がニヤニヤ笑いながら待っていた。
愛美は、思わず逃げ出そうとしたが、9人もの黒人に囲まれ逃れれるべくもなく、ワキムに抱きつかれ、キスをされ真っ平らな胸を弄られた。
長い舌をねじ込まれ、愛美の口の中を這い回る。
『ボーイ、スキネ』
『ヘッヘッヘッ!ォマ○コネ!』
ティカが、ベッドに転がされた、愛美のパンティーに手をかけ、一気に脱がしてしまった。
『ワァオォ!』
黒人達の視線が、愛美のそこに集中する。