松本梨絵のとある一日。-4
「今日は…我慢できないわ。
それは…真鍋も同じなのかな…?」
真鍋の頬にあたしは手を添えて、じっと見つめる。
真鍋になら犯されるみたいに抱かれるのも好きなんだけど…
今日は…あたしがしてあげたい気分。
ちゅ…と軽く唇を添えて、そして舌先で下唇をなぞる。
下唇をなぞった後は上唇にゆっくりと舌を這わせて。
真鍋の息づかいにさえもドキドキする…
真鍋はいつの間にか自分のデスクにもたれかかってた。
いつもなら逆なんだけどね?
「真鍋…あたしとのキスだけで感じてくれてるの…?」
「は…はい…」
「ふふ、いいこ…」
時折上目遣いで真鍋をちらちらと見ながら、真鍋のスーツのボタンをはずしていく。
ネクタイをするするとはずして、襟元をゆるめると真鍋の香水の匂いがした。
綺麗な鎖骨…
あたしは鎖骨のあたりに唇を這わせながら、シャツのボタンに手をかける。
「真鍋…やっぱり筋肉すごいね…」
タンクトップの上から、すーっと指で胸の筋肉をなぞると、ビクンと体が震えた。
「そうですか…?」
「うん…」
胸元にタンクトップの上からキスをしていく。
でもやっぱり、一番欲しいのは…
「ふふ…ここ、反応してる」
真鍋の、欲望の主張。
あたしはひざまずいて、優しくそれに触れた。
「そりゃ…
こんなこと松本さんにされたら、誰だって…たちますよ」
上目遣いで真鍋を見上げながら、それにズボンの上からキスをすると、ズボンの上からでも熱いのがわかる…
「ここ、熱い…
見てもいい…?真鍋の…」
「は…い」
ベルトをはずす時間さえも惜しい。
真鍋のが早く見たい…
あたしが欲しくて真鍋はどうなってるのか知りたい…
そんな思いでズボンを一気にずらす。
「久しぶりに見た…
可愛い…真鍋のここ」
「こんなのが…可愛いわけないでしょう」
「どうして?可愛いわよ」
あたしは舌で下からゆっくりと舐めあげた。
真鍋のなら、可愛いに決まってる。
可愛くてたくさんキスしたくなるの。