「深夜の病室」-3
「…顔、赤いよ?熱が出てきたかな?」
俯く舞の額に橘が手をあてる。
舞の肩がピクンと動いた。
「…少し、熱があるかな?今夜は辛くなるよ。痛み止めと解熱剤飲んでおこうか?」
舞は首をフルフルと横に動かす。
「薬なしで大丈夫なの?」
その間にも、橘の手は舞の胸を撫で上げていく。
「…あの、や、止めてください」
羞恥に耐えきれなくなったのか、小さな声で舞が呟く。
「気持ち良くない?そんなハズないよね?」
橘が舞の耳元で囁く。
「だって、乳首立ってるし」
その言葉に、舞が耳まで赤く染め上げるのを見て、橘は小さく笑った。
…昨今の、女子高生と違って、この子は随分、純情そうだ。
その上、感じやすいと来た。
久々に今夜は楽しめそうだ。
実際、舞の胸は清拭用のタオルを押し上げるくらいに尖っている。
試しに、橘が軽く摘むと舞がギクリと身体を強ばらせるのが分かった。
「随分と感じやすいんだね。見た目と違って相当遊び馴れてるとか?」
「…そんなこと、ない、です。も…止めてください」
潤んだ瞳で橘を見上げるが、その健気な様子が逆に橘の情欲を煽る。
「でも、まだ下半身が残ってるしね。しっかり拭いておかないと汗が冷えて風邪の原因になるから」
そのまま、舞の首筋を撫で上げる。
「自分で脱ぐ?それとも手伝おうか?」
橘の手が舞の下着にかかる。
とうとう耐えきれずに舞は暴れ出した。
「嫌。嫌です。もう止めてください」
慌てて橘は手を離し一歩下がる。
「落ち着くんだ舞ちゃん。今、また靭帯が切れたら今度は一生足を引きずることになるぞ」
その言葉に舞がピタリと動きを止める。
「注射と錠剤、どっちがいい?」
自分で選ぶんだと迫る橘に舞は怯えた表情を見せる。
「鎮静剤。ちょっと舞ちゃん興奮しすぎてるみたいだし」
動転しすぎた舞は橘の問いに目を丸くするばかりだ。
「選べないなら注射にしようか。腕を出して」
凍り付いたまま必死で首を横に振る舞に橘は言葉を重ねる。
「注射は嫌い?じゃあ、ちょっと荒療治になるよ」
傍らのペットボトルの水を素早く口に含むと橘は舞の口を塞いだ。