王子様至上主義〜萌攻編(変)〜-1
皆様お久しぶりです。覚えてますでしょうか?意外に人気を博した前作に引き続き、今回もナレーションは従者・セインです。
え?何を規準に人気があるのかって?別に書き込みとかなかっただろって?そんなのうちの王子様が美しいからに決まってるじゃないですか!
あ、何だか皆様、物凄い勢いで引いてますね。いいんです…僕には愛しい愛しい王子がいますから。
前作で語った通り、結局僕は王子他若干名で行く鷹狩に参加する事が出来ずにお城でお留守番をする事になってしまいました。
王子のいないお城ははっきり言いますと、薔薇の華を摘み取った後の茎みたいなものです。
「王子…」
鳴呼…王子のあの咲き誇る気高き薔薇のような不敵な笑みが見てみたい。ふふふ…そのまま王子を押し倒して手錠をかけて牢屋に閉じ込めて…
『セイン…何故だ…』
潤んだ瞳で縋るように僕を見上げる王子。そんな目で見られたら絶対欲情しますね。やりたい事はいっぱいあるんですよ。
・魅惑の鞭(ムチ)責め
(Point:破れた服の隙間から垣間見える白い肌が朱く染まり、血が滲む)
・魅惑の水責め
(Point:全身を濡らして服が張り付く…透ける肌に萌え)
・魅惑の言葉責め
(Point:王子の屈辱と羞恥に歪む顔を見てみたい!)
他にもまだ…白い乱れたベットに手足を力無く投げ出している王子…月明かりが王子を照らし出す美しき天使の堕落した姿…なんちゃって。
おっと!すみませんまたもや一人の世界に入ってしまいました。
しかもよく周りを見ると執事のロバートやメイドの皆さんが先程から僕を引きまくった目で見つめつつ通り過ぎていくんですよ。何故なんでしょうか…。
あ、今執事のロバートがこちらにやってきました。しかも酷く冷たい眼差しを向けて僕に何事かを一言。
「お前…鼻血…」
ついさっきのデジャヴ…最近鼻の血管が切れやすくなっているみたいです。だって妄想の中の王子ったらあまりに卑猥で淫らで淫猥なものですから…!
え、乱れてるのはお前の頭だって?
王子について語っている内に、王子が鷹狩りから帰ってきたようです。
というわけで、皆さんまたお会いしましょう!セインでした。