課長と落ちこぼれ君…2-2
「あっ?!」
胸を鷲掴みにして、俺はこう言う。
「…誘ったのは、相良さんですからね。
俺は…」
─とっくに、意識してる。
「んぅっ…んっ…は…ぁ」
相良さんのシャツのボタンを外しながら、唇の中を俺の舌でいっぱいにして。
苦しそうで、甘美な相良さんの声。
「んっ…!」
弾力のある胸に触れると、相良さんの体中が反応する。
キスは、やめない。
…というかやめられない。
相良さんの舌が柔らかすぎて、可愛すぎて。
やっと唇を離した時には、相良さんの唇は唾液で光っていた。
相良さんは、はぁはぁと吐息を漏らしながら恥ずかしそうに唇を拭う。
「やっぱり…俺はここが見たいですね」
そう言うと相良さんは目を背けるが──
…抵抗すら、しない。
スカートをめくると、ブラジャーとお揃いの紫色のガーターベルト。
「…勝負下着ですか?」
思わず、ごくりと唾を飲み込む。
「俺、この間すごく…いい匂いだと思ったんですよ…」
匂いに引き寄せられるように、ひざまずいて、スカートをめくったまま太ももにキスしていった。
…相良さんは後ろにある課長席に手をつき、俺の愛撫に身を任せている。
顔を真っ赤にしながら。
「ここ…すごく濡れてる…」
太ももにキスしながら、右手の親指でその部分に触れると、
濡れて色を変えたその布を今にもはぎ取ってしまいたい──そんな感情がどこからともなく沸いてくる。
「…見せて…下さい」
相良さんの答えも聞かずに、俺は下着に手をかけて一気にずらす。
「ん…畑中…」
ちゅ…と音を立て、茂みのあたりにキスをしながら太ももに触れた。
「もっと…ちゃんと見たいですね」
「あっ…」
相良さんの左足から下着を抜き取り、右足首にかかっている状態にして…
「丸見えだ」
クスッと笑いながら太ももを広げる。
不安定な状態に、相良さんの脚がビクビクと震えているのがわかる。
「あっ…んんっ」
相良さんのそれを味見する俺…
まるでお腹をすかせた子犬がミルクをなめるみたいに必死だ。
「畑中…いい…あっ…」
指を侵入させようとすると、簡単に入っていく。
「そ…んなの…
同時にしたらっ…あ…ん」
「…かたくなってますよ…ここ」
「言…わないでっ…
あ…だめ、イッちゃうっ、だめっ!!
あああっ!!」
普段出す声より高い声で鳴く…俺はそんな相良さんに、とっくに魅入ってる。
「もう、我慢しませんよ…」
俺は立ち上がって、ベルトを外した。