課長と落ちこぼれ君…1.5-2
「ん…」
…自分を慰めるのには立派な理由らしい。
ストッキングごと下着をおろすと、無意識に脚が広がって。
「はぁ…はぁ…」
畑中があたしの中を打ちつけることばかり考えてしまう。
「んん…」
指を2本飲み込んでしまうほど、それは潤っていて。
あたしはかきまぜるようにして自分のイイトコに…指を当てていく。
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そんな自慰行為が終わって少し虚しさに襲われながら、あたしは個室のドアを開ける。
「え…」
あたしの背中をゾクリと何かがなぞるような感覚がした…
そこに人が立っていたから。
気づかなかった…
「松…本…」
腕組みをしながら、あたしを見てふふっと笑う松本。
「本当に…いい声してますよね」
「いい声って…」
「…1人で、してたんでしょう?」
「…や…」
涙が出そうになる。
不覚だった…まさかここに人が来るなんて。
しかも、松本が…
「相良さん」
「何っ…」
あたしの腕をつかむと、あたしが入っていた個室へ体を押し込んだ。
「か、鍵までかけて何する気…」
「相良さん…畑中さんとのこと思い出してたんでしょう?」
「なっ…あんたに関係ないことじゃない…んん?!」
唇を押し当てられて…舌までもが、あたしの唇の中を這う…
な…に…これ。
抵抗ができない。
体の力が抜けていくのがわかる…
「声だけじゃなくて…こんなにいい顔もするんですね。
あたしもドキドキしてきた」
「い、意味わかんない!」
「松本さんこそ意味わかんないですよ」
松本はさっきとは違うまじめな顔をして、あたしの唇に、細い人差し指を当てる。
爪は長くなくて、けど綺麗な桜色のマニキュアが塗ってあって…
って何考えてんの、あたし!!