社外情事?3〜堂々巡りと結論情事?〜-16
「…わかりました」
すると、唐突に誠司が囁く。
それは、脈絡のない承諾。玲はその意図がわからず、首を傾げてしまう。
――と。
…きゅっ
「ふぁぁあっ?!」
はむっ
「んぁっ…あぁぁ…っ!」
不意に乳首を強く引っ張られた。突き上げるような刺激に目を見開いた次の瞬間、更に耳朶を甘噛みされる。
強く激しい刺激と甘く優しい刺激。突然襲いかかってきた二つの異なる刺激に、玲の意識は一気に快楽の波にさらわれそうになる。
ずんっ!
「ぁひいぃぃぃっ!!」
そこへ来て、緩やかな抽挿を繰り返していた肉剣が、玲の中に深々と突き刺さった。
その一撃で、玲は抱えていた理性をぽろぽろとこぼし、後は欲求に従うまま、快楽の波にさらわれ、その先に続く快楽の海へと溺れていく。
「んぁぁぁっ!」
故に彼女は、更なる嬌声の後、欲情しきった表情で誠司に抱きつき、自ら腰を動かしながら、身も蓋もなくねだり始めた。
「ねぇ、せーじくん…っ!もっと…!もっと突いてぇ…っ!」
――当然、今以上の甘く鋭い刺激を。
「…それで…あっついせーえき…わたしのなかに、だしてぇ…っ!」
――そして、種としての本能が渇望してやまない、雄の劣情の発露を。
「…わかりました…っ!…いきます、よ…っ!」
対する誠司は、当然ながらそれをわざわざお預けにするような意地悪ではない。加えて、お預けにするような余裕もない。故に求められるまま、彼女と自らを満たし合うため、激しいピストン運動を始めた。
ぐちゅぐちゅっ!ずぶっずぶっ!ずんっ!ぐちゃっ!
「あっ!あっ!ひぁっ!ぁんっ!んひぃぃっ!はぁぁんっ!」
その動きは、非常に変則的。
一定のリズムで抽挿を繰り返していたかと思うと、かき回すような動きに変わる。
突然深く侵入してきたかと思うと、襞を擦るようにして小刻みに動く。
それらは不規則で、次に何が来るのかわからない。それでいて、そのどれもがそれぞれ別種の――しかも予想外に大きな――喜悦を与えてくれる。
無論、快感へと繋がる刺激を与えてくれるのは、それだけではない。誠司は腰を振って玲を何度も突きながら、ちゃっかり胸も揉んでいる。
むにゅ……きゅっ…くいっ…
「あはぁっ!む、むねっ!はぁんっ!きっ…きもち、いいのぉっ!」
緩やかな動きで優しく揉まれ。
少々乱暴に摘まれ。
もどかしいぐらいゆっくりと引っ張られ。
責め倒されるたわわな果実は、体中を駆け回る悦楽を際限なく生み出す。そして、それは肉棒と襞が擦れ合う、溶かされてしまいそうな熱刺激との相乗効果で互いをより高め、絡み合い、極上の官能的快楽を玲に進呈した。
彼女はそれを貪る一方、その返礼として、自分を貫く肉剣をより強く締め付け、より複雑に襞を蠢かせる。それによって誠司は情欲をかき立てられ、更に激しく玲を責め立てる。