社外情事?3〜堂々巡りと結論情事?〜-12
「…ああもうっ!」
本当に、どうして彼はここまで自分の好みなのだろう――と、玲は感極まる。そのあまり彼女は不満など忘れ、絡め合っていた指を振り払い、両手で誠司に抱きついてしまった。
「っ!れ、玲さんっ?!」
彼女の突然の行動に、誠司は面食らう。だが玲は、そんな事に構ってなどいない。
「気持ちいいに決まってるじゃない…」
唇を重ね合わせる。すぐに離すと、両手で誠司の両手首を掴み、自分の胸に押し当てた。
「…だって誠司君、上手すぎるんだもの…気持ちよすぎて、病みつきになるくらいに…」
加えて、彼女は愛おしそうな表情で、誠司に囁いた。その囁きと眼差しに、誠司はごくりと喉を鳴らす。
「……そうなんですか?」
「ええ」
更には、それでも戸惑い気味な誠司の問いに即答。
「…だから、ね?」
そして、最低限の言葉と動作で、行為の続行をねだる。
それに対し、誠司は――
「…わかりました」
たった一言。
その直後、乳房の愛撫が再開される。
むに…むに、むに…
「んっ…ふぅ…っ」
…くりっ
「ふあぁ…っ!」
まずは、揉んでいなかった方を丹念に揉み込む。一方で最初から揉み続けていた方は、乳房への愛撫はそこそこにして、硬くなった肉粒への攻撃に移る。
指先で弾き。
強弱をつけて摘み。
優しくひねり。
少し強めに引っ張り。
僅かな息を吹きかけ。
舌先で弄び――
「…ぁあ……やぁ…んっ…!んぁ…っ!…っはあっ!」
それらの動作一つ一つに、玲は艶めかしい声を返す。
「………」
そしてその返答に誠司は肉欲をかき立てられ、更に愛撫をエスカレートさせる。
乳首への執拗な責めを止め、手を乳房の側面に運ぶ。そしてやわやわと揉みながら、少しずつ力を入れて二つの果実を寄せると――
…ぱくっ
「っ!んぁあぁっ!」
硬く突起した二粒の実を同時にくわえた。その瞬間、玲の体が大きくしなる。
「…ぁふ……りょ、両方なんて…っ!」
彼女の目は勢いを増した快感に大きく見開かれ、半開きの口からは喘ぎの混じった言葉が漏れ出す。
「…ぅ、あんっ…す、吸っちゃ……ぁはぁぁんっ!」
くわえられた乳首を吸われ、今度は明らかな喘ぎ声。
その反応に誠司は、更に強く乳首を吸い上げ、舌先でぺろぺろと舐め転がした。