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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?3〜堂々巡りと結論情事?〜-13

「あぁっ!ち、乳首、そんな、いじっ、ちゃぁっ!わたっ、私ぃっ!」
当然、玲の嬌声もより一層増す。
それに気分を良くしたのか、誠司は両手で再び乳房を掴み、ふにふにと揉み始める。そこからもたらされる快感は、乳首を舐め回す舌の感触に比べたら大したものではないはずだが――

「んうっ、あはぁっ!や、やだぁっ!乳首が……なのに、揉んじゃ…やはぁんっ!」

どうやら今の玲にとっては、充分過ぎる刺激らしい。彼女は全身を震わせ、声も震わせ、誠司がもたらす快感にどんどん呑まれ、喜悦に悶える。

「…ぷはっ」

と、誠司の口が二つの肉粒から離れた。痺れるような刺激が途絶える。
だが息をつく間すら与えず、誠司の指がそこを摘み、再び刺激。
「んひぃっ!せーじ、くぅぅんっ!」
「…イッてください、玲さん…!」
髪を振り乱しながら身を震わせて喘ぐ玲に、誠司は再び耳元で囁き、また唇を奪う。

――そして、口の中で舌を絡めとると同時に、痛がらない程度に乳房を引っ張り、乳首を捻った。

――びくんっ!

「んふぅぅうぅぅぅっ!!」

――絶頂。
瞬間、玲は目を大きく見開く。四肢を精一杯強張らせ、全身をひくつかせ、塞がれた口で歓喜の叫びを響かせる。
その後、体は力をなくしたかのように弛緩し、二人の唇が銀の糸を引いて離れていった。
「……玲さん…?」
僅かな時間での濃密なキスで息を更に乱した誠司が、玲に声をかける。彼女は絶頂の余韻に浸り、目を閉じて深い呼吸をしていたが、彼の声に目を開ける。
二人の視線が交わる。
「…イキましたか?」
まず先に、誠司が口を開いた。彼は快感の渦から這い出てきた玲に、わかりきった事を敢えて問いかける。
「…胸なのに…随分派手に、ね…」
そして玲は、囁くような声で問いかけに答えた。
「…もう…両方同時にくわえて舐めるなんて…反則よ……」
「反則ですか…でも、気持ちよくなってくれたようで、何よりです…」
誠司は、「玲を気持ちよくできた」という達成感に満ちた顔で、微笑んでみせる。
その微笑につられたのか、玲も笑みを浮かべたが――

「…じゃあ、次は誠司君が気持ちよくなる番よ?」

その笑みは、明らかに悪戯心に満ちた小悪魔のそれ。
だが、誠司はその程度では動じない。
「そうですか。…では、お願いします」
それどころか、微笑はそのままに、玲を抱き起こしながらさらりと言葉を返してみせる。その態度に、多少は抵抗するのではないかと踏んでいた玲は、若干困惑した。
が、「今は困惑している暇なんかない」と、すぐに立ち直る。
「…ふふ…お願いされちゃった。じゃあ、しっかり気持ちよくしてあげないとね…」
そして小悪魔めいた笑みを取り戻し、何故か誠司の上から下りて立ち上がり、背を向けた。
すると今度は、誠司が困惑する番。彼は玲が立ち上がった理由がわからず、その姿を目で追うために上体を起こす。
「…玲さん?」
僅かにしか動かない背中に向かって、声をかける。

――と。

…する…っ

玲の腰を包んでいたスカートが、滑るようにして落ちた。


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