命日が誕生日12-5
『まぁ…今すぐどぅって話では無いけど…
零も少しは天迦の事も考えてあげなさいよぉ…
自分の大事な人が消えるって事はさ……
それが人でも死人でも…魂でも存在でも同じ……
…辛いもんだよ』
『あぁ……そぅだな……
だが…だからこそ…
死ぬ事を考えて生きていたくはないんだ…
俺は常に生きる事を考え死んで行きたい…
滅びる前にやりたい事…
やるべき事は…まだまだ沢山あるしな…』
『…ぅん……解ったよ』
「ありがとう…天迦」
『零…でも……
勘違いしないで!私は諦めたりしない……
絶対に何か方法を見付けて見せる……
何もしないで諦めてたまるもんですか!!』
…………………
『「あはははははは」』
「はは…ホント…見違えるよ……」
『あはは…♪ぃよぉし!
お嬢さん気に入ったぁ♪
この天才発明家&霊術師の卵の私も全面協力してやろうじゃない♪
こう見えても九頭見の端くれ!!霊と霊術の知識だけなら結構なもんよ?
いくらでも頼りにしちゃいなさい♪』
「まぁ……嵐が頼りになるかは疑問だが…
そぅぃぅ事なら…俺も少しはあがいてみるか…」
『……うん♪』
『あぁぁーーーー!!!!』
「ど…どぅした!?嵐?」
『………かっぷ…』
「『 え…??』」
『カップラーメン忘れてたああぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!』
「……ぁーーー……」
……そして嵐は
存在を忘れられ…
すっかり水分も無くなり
膨張しきった柔くなった
過去は麺だった残骸を…
半泣きになりながらすするのであった……
続く………