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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.6-11

「あああああああああッッッ!!!!!!」

引っ張られた衝撃でゆりは悲鳴をあげた。ローターを抜かれた快感だけででは無く、ずんっと柏沼自身の抽挿を再開したからである。

びゅぷ、ずちゅ、びゅぷぷ

怪しい音色を奏でながら、柏沼は出し入れを繰り返す。時に荒々しく、時に執拗に。その度に掻き出された体液が辺りに飛び散っていく。


「うぅ…っひ……」
ゆりは諦めたように涙を流す。噛み締めた唇から少しだけ鳴咽が漏れた。
先生が好きなのに……
最低な仕打ちをされてもゆりは信じたかった。笑ったときの八重歯とか、繋いでくれた手の温かさとか。
先生は性欲を満たしたいだけ。ちょっと刺激的な玩具が必要なだけで、あたしがこんな気持ちを抱いてるなんて知ったら……好きな人に好きだと言えないまま、嫌われていくなんて。
それだけは、それだけは嫌だ。
好きだっていいたい。嫌われたって、相手にされなくたっていい。だから………忘れないで欲しいの。

「せんせ、あぁっ…、、好き、好きなの、せんせぇ」

泣きながら何度もゆりは繰り返した。身体を良いように弄ばれ、脅迫に近い形でこうして蹂躙されているにも関わらず、何度も、何度も、ゆりは朧げな意識の中で繰り返す。
それは波にさらわれてしまった文字を何度も書き直すように、曖昧な気持ちを形に残すように、ゆりは自分の気持ちを柏沼に忘れないで欲しかった。
柏沼はきっと自分には何の感情も抱いていない。それどころか憎んでいるに違いない。………だから答えてくれなくてもいい。嫌いだとはっきり切り捨ててくれてもいい。だけど覚えてて欲しい。一分でも一秒でも、柏沼先生を思って濡らしてしまう私を。
憧れだけで胸いっぱいだった私が、先生をどうしようもなく好きになってしまった事を……忘れないで。

「あっ、んううっ、先生イクッ、あたしいっちゃう、……好き、先生、好き、あっあっああああああっっ!!!!」

………ドクン………

生暖かい精液が胎内を駆け巡る。ゆりは手放す意識の片隅で思う


どうせ………なんだから、赤ちゃん、できたら…………いいな





目覚めると柏沼の姿は無く、がらんとした室内は泣きたくなるほど静かだった。
カーテンの隙間から少しだけ光が差し込まれていて、かろうじて今が昼間だと理解した。近くに時計は無く、携帯を探そうと思ったら、身体中が錆びた機械の様に鈍くて痛かった。
「…せ…せ……」
声が枯れて上手く音がでない。唇もガサガサで明らかに脱水症状気味だ。水、水、と思いながらなんとか身体を起こして、あちこちに手をつきながらゆりは台所を目指した。


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