命日が誕生日11-6
『こ……こんなん食えるかぁーー!!』
「な…何故だ!?確かに黒焦げだが……そ…その端の大根おろしで中和すればなんとか……」
『できるかぁぃ!!
それに何故魚オンリー!?
ご飯は?お肉は?お野菜はぁーー!?』
「馬鹿な!!大根もあるではないか!!!?
そ…それに俺は全体の統一性を意識して…」
『すんなぁーーー!!そんなもん!!!!』
「全く贅沢な奴だ…
では…俺の家では無いが少し位は平気だろう…
家でインスタントの飯なら食わせてやる!」
………………♪
『ぁ〜♪やっぱり良い人もとい幽霊〜♪』
「はぁー……
まったくこれでは学校に行けんではないか……
それにお前…
偉い初めとキャラ変わってるんだけど…?」
『そぅ???』
「だって…初めはちっさい体のわりに…似合いもしない変な敬語交えて話してなかったか?」
『うっさぃ!!ちっさいとか言うな!!……
やっぱし…何て言うの?
私だって16才の大人な女性だし♪こうお姉様っぽく決めてみようかと』
「じゅ!!16!?お前天迦と同い年か!?」
『わ…悪かったわね〜ちっさくて!!』
「ぃゃ…すまない…
しかし同い年には…まったく見えん…」
『まっ……良いわよ♪
大して私の場合、気にしてないしねぇ〜♪
……でも……
彼女…御神 天迦さん?
契約の事知ってるの?
彼女でしょ?あなたの契約者って?』
「あぁ……」
『でも…それなら彼女が契約なんて……』
「全てを伝えてはいない…伝える必要もない…」
『そ…そんな!!それじゃ彼女も可哀想じゃ……』
「良いんだ!!……
……余計な事に首を突っ込むな……」
『むぅ………
知らないからね…』
「良いのだ…それに、まだ暫く時間はある…」
『後どれ位?……ってかあなたそれで良いの?
契約なんて馬鹿な真似しちゃて…』
「時間は解らない…
だがまだ平気だ…
それに俺は少々存在しすぎた……別に構わん…
ほら!さっさと行くぞ」