命日が誕生日10-3
『そこの、無駄に大きいあなた…』
『ヘ……?』
その少女は茶色で少しクセのあるショートヘアー
身長は150?あるかどうかと小さく…
目は猫のようにクリッとした少しつり目がちの可愛らしい少女だった…
態度以外は……
『あの〜………私?』
(えぇ…!?初対面で無駄に大きいって…怒)
『あなたしかいないでしょ…頭悪いの?』
(…………ぁ……幼児虐待はダメよね?
イヤイヤ……あはは
私がそんな事する訳無いじゃないですか…怒)
『あの……なにかな?』
『悪い事は言わない…
痛い目をみたくなければ
騎咲 零から
今すぐ手を引いて』
『………ぇ?』
私はおもわず固まってしまった……
その子の可愛らしかった目が、突如、鋭く怪しげにみえてしまったから…
『いい……?
これは忠告よ……
騎咲 零の事は忘れて…
あなたには…もぅ会う機会がない事を祈るわ…
これは…一応あなたの為でもあるの……
悪く思わないで』
『ぇ!……ちょっと!!』
『じゃあね…
御神 天迦さん…』
少女は私に言いたい放題言うと、私の制止も聞かず…脇に抱えてたスケボー?の様な板に乗ると
どぅ動かしたのか、凄いスピードで走って行った
『もぅ!!なんなのよぉーーーーー!!!!』
………………
(あぁー…やっと学校着いたぁー……今日は1人だし…変な子見るし…
やけに長い道のりだったよぉーー……)
「おぉ!!御神ぃー!!」
『ぁぁ……
修夜君……おはょ…』
(あぁー…また疲れる人が来てしまったよ…)
「ん?どぅしたぁ〜
朝っぱらから、ぽけぇっとした顔して♪」
『えぇ……?わ…私そんな顔してる?』
「あぁ…なんていうかぁ
……マヌケ面?
あはははは〜♪」
『…………怒』
(こ…この人は本当に心を入れ換えたのかしら…
相変わらず口が悪いと言うか何と言うか…怒)