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命日が誕生日
【コメディ 恋愛小説】

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命日が誕生日10-2

「天迦…俺はお前を守り、常にお前の味方だ…
それはなんら、この先も変わることはない…
だが…今のままでは
俺はお前の逃げ道になってしまう……
お前は弱さを知った…
そして、その先を見る強さを知った…
1人で立てなどと…俺は言わない…
ただ…支えてくれる仲間を、今度はお前自身で求めなくてはダメだ…」


…正直……まだよくわからない……
ぃゃ……分かってはいる
ただ…理解するのを恐れてる…
今まで…私なんかを友達だなんて言ってくれる人は居なかったし…
私も求めなかった…
求めても無駄だから…
いや違う…
求めて拒絶されるのが怖かったから…
だから冷めた振りをして誤魔化してた…
1人で生きれも、生きてもいないのに…
自分は1人だと…
1人が好きなんだと…
都合の良い事だけを見て、とって生きて来た…
わかってる…
わかってるけど………


前に進むのが…


怖い……



でも少なくとも零は私の事を、考えてくれてる
思ってくれてる…

もぅ1人だなんて言えないもんね…


ちゃんと…私と向き合わなきゃ………ね?



ただ!!!!
それとこれとは話は別!!
零はほんっっと女心を解っちゃいない!!
だからって恋愛そっちのけ〜!!になんか出来るもんですか!!

ってことで…
当面の問題点は修夜君だ
彼は零と色々有り
(↑9.5話参照)
仲直りした…それは良い
しかしその後…
何故か彼は…私の強力なライバルへと変貌した

男同士を利用(?)しお手洗いまで着いて行き…
2人でお昼のラブラブタイムまで参戦し…
放課後もほぼ必ず邪魔をしてくる……怒


はぁ〜……
何故…初恋?の相手と好きな相手を取り合わなければならないのか…


私が1人で登校しながら、そんな悲しい現実に頭を抱えていると、

突然…背が小さく、私と違いとても可愛らしい少女が声をかけてきた…


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