命日が誕生日1-4
『ぁ…ぁのぅ……やっぱり…自殺したから…地獄行きになってしまったんですかねぇー…?』
「ん?イヤちがうよ?」
『えっ?…そんなぁー…私…たいして悪い事なんて多分してませんよ…?
むしろ比較的…気が小さくて大層な事は何も出来ませんし…
イジメられた事は数えきれませんけど…イジメた事はありませんし…
一応は神社の娘ですし…むしろ真面目に生きすぎてツマラナイって言われる位で……。』
「あぁ…知ってる×2♪いつも見てたから♪」
『えぇーっ!そんな…変な所見てないと良いけど……汗汗』
「まぁ良いや…。それより、取り敢えずお前…彼氏欲しいか?」
『えぇ!!!?…そ…そりゃ……まぁ……私みたいなのでもぉー……一応…年頃の女の子……ですから……照照』
「よっしゃぁ!!!!」
『……ぇ????……』
その【悪魔??】は…そぅ叫ぶと、私の腰に片手を回し…残った方の手で顔を上に上げ……
そして私に…
キスをした…。
ぽぉーーーーー
あぁー……
私はファーストキスを失ったんだぁ……
あぁ……
初対面の…
ホンの数分前?に会ったばかりの悪魔な彼に……
唇を奪われてしまった…
あぁー……なんだろう…
凄い頭がぼぉーっとするぅ…顔も体も熱いゃ…
まぁー……死んじゃってからファーストキスも何も無いけど……
でも…こんなに格好良い人…いゃ悪魔なら…
…まぁそれも良いかも…
そんな事を私は混乱する頭で…ひたすら反芻するのであった…。
「よし…これで…天迦!!…お前は俺の女だ!!」
………………
『えぇっ!!!!?』
(そ……そんな……困るぅ……そりゃ…ちょっとは…嬉しい…けど、でも!悪魔の恋人なんて!……でも格好良いし……でもまだあなたの事よく知らないしぃ……でもぉー…キスしちゃったしぃー…あぁー♪困るぅぅーー♪)
私はうかれていた…