信じる者は救われたい11-2
痛かった…。
自分よりも年下で…自分よりずっと小さくて…自分よりずっと辛い立場の筈の女の子が…
自分よりずっと強く…輝いていて…
涙を堪える顔…
真っ直ぐに俺を捕える彼女の目…
俺は気付いた…
ほんの少しだけ…気付けた。
彼女の気高いまでの真っ直ぐな想いに…
俺は気付かされた…
俺は…
このままじゃいけない
いつもの朝…
いつものコンビニ…
いつものイチゴ牛乳…
そして…
いつもの教室…
でも…
俺は変わった…
いや…変わっていこうと思う…
また女性を好きになれるのか…
また自分を他人を信じられるのか…
それはまだ解らない…
解らなくて良い…
ただ変わろうとする…
前に進もうとする…
その気持ち…その意志が持てた事で、少しづつ変わっていける気がする…。
「うーっし!今日からバリバリ頑張ったらぁーーぁぁ!!!!!!!!」
風「ん!?なに!?突然どぅしたの!?」
「な〜に!たった今から俺様は【改】になったのだ!【改】に!!!!」
風「はぁ????」
「おーっす!小パンダー!今日も相変わらずちいせぇなぁ!?
そーれ♪脳天チョーーーップ!!!!」
ビシッ!!!!
く『ふぎゅる!!!?』
り『ぉ…ぉぃ!!雷太!何なんだよ!あれ?!』
雷「わ…解らん…汗」
あ『……壊れた……でも……嬉しそう………♪喜』
風「うん…りゅーとのあんな顔見たのスゴイ久しぶりかも♪」
「ほ〜れぇパンダ〜♪お前の【嫌い】な豚キムチサンドをくれてやろーぅ♪」
く『ふぎぃーーーー!?ィャァ〜辛いのイヤぁ〜〜〜〜!!!!』
り『ウーン…前のがまだマシだったかも……』
全「『……うん……』」