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増えいく行動
【青春 恋愛小説】

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増えいく行動 終章-1

「ごめんね…」
一人ずんと心、重く謝る七海。俺はそんな七海に言葉をかけ続けた。
「気にするなって。寝てた俺が悪いんだし…。なっ?」
頭を撫でて七海を落ち着かせようとする。
「なんで?」
「ん?」
七海は俯いたままで俺に尋ねて来る。
「なんで優しくするの?」
思わぬ質問に俺は意表をつかれた。だが今回の問い掛けに対しての答えはすぐに出て来た。
「ほっとけないからだ」
「え?」
答えが返って来た事に七海は驚きを隠せないご様子だ。また黙秘されると思ったのだろう。
俺はそんな七海に向かって言葉を続けた。
「お前の過去におこったことを聞いたり、落ち込んでる時を見たりもした…。俺は落ち込んでる様子なんて見たくないし、それにここまで関わったのにほっとくなんてとてもじゃないができない。目の前で傷ついてる人がいるのに黙って見て見ぬふりなんてできるか」
何事にもやる気を出さない俺がやけに真剣だった。人のために真剣なっている。七海を振った俺にはその言葉はやってることと矛盾してるかもしれない。だが俺は今回に至ってはすごく真剣だった。俺の心がそうさせたのかよくわからなかったが…。
「それじゃ…付き合ってよ…私の事思うのなら…」
「…なんで俺なんだ?俺じゃなくてもほかに」
「愁くんじゃなきゃだめ!」
俺の言葉を遮りさらに大きな声で不思議なことを言って来た。





「だって私の彼氏は愁くんだったから!愁くん以外の人なんてみれないもん!」




「えっ?」
七海はあっ!とした表情をした。
どうゆうことだ…。俺はいままで七海と付き合った事ないしまともに話したのは高校生からだ。
「どうゆうことだ…?」
「言わない…言っても信じる訳ない…」
ベットの端でうずくまって小さくなる七海。
「別に話したっていいじゃないか。信じる信じないは俺が話を聞いた上で決める」
七海は目を俺の顔に向ける。
「この世界は鏡だった…。鏡のような世界だったわ…」
七海は有無を言わず語り出した。





まずはっきり言うと世界は二つあった。その二つの世界は鏡のようで存在する人、建物、歴史、経済。っとありとあらゆるものがほとんど二つの世界は一緒だった。だがいくつか違う面も存在した。二つの世界が過ぎた時間と人の未来、そして人の命日だ。
二つの世界が過ぎた時間は二年ぐらい差があった。俺の今いる世界は二年遅れているとゆう話だ。つまりもう一つの世界は簡単に言うと二年先になる。
人の未来。人々は働いたり結婚したりするであると思う。それが二つの世界では同じ存在の人なのに職業、結婚相手などが異なっているのだ。だが夫婦の間に生まれる赤ちゃんは二つの世界では一緒。つまり親は違えど生まれてくる日と存在は一緒とゆうことだ。そして名前など住む場所なども異なる。でも性格、顔、仕草は一緒なのだとゆう。
そして人の命日…。これは言葉の通りだ。二つの世界で同じ存在であるものが片方の世界で死んだとしてももう片方にはなんら影響がないのだとゆう。


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