信じる者は救われたい8-2
「おっはよーん♪飛鳥ちゃん&りゅーとぉ♪」
するとそこに風音が元気よくそこに広がる甘い?空気をぶち壊し現れた…
「おぅ!風音!」
「うーん♪最高のピクニック日和だね♪…ん?」
『怒怒怒怒怒怒怒』
何やら凄まじい殺気を下方に感じて、丁度〜風音と龍人に挟まれる位置にいる飛鳥を見るとそこには…
この世の者全てをその瞳で消し去ろうと言わんばかりの、2つの眼孔が光っていた…
「…ぁ…ぁぁ……」
ガクガクブルブル
「ん?どうした?風音?偉く顔色悪いぞ!それに尋常じゃない汗をかいてるけど…???」
『……多分……走って…来たから………』
「あー…なるほど……」
飛鳥はそれは穏やかに微笑んでいた…
『うーっす!はょ!飛鳥と馬鹿2人!!』
『……おはょ……りこ……』
「このヤリチン男と一緒にするな!デカラッコ!!」
『てめぇ!なんだとぉ!って……ん?…どうしたのこいつ?何か魂抜けかけてるけど……』
「さぁ…?難しいお年頃なんだろ? 」
『……ゥフフ……』
石化している風音で良いように遊んでいると、日本馬鹿代表が来なくて良いのにやって来た…
「おぉー!!みんなきてるな??って!くまねちゃんがまだか???」
「ったく…あのお子様パンダは時間一つ満足に守れんのか…」
『まぁーしょうが無いか…3馬鹿のどれかなら置いて行くけど、くまねなら待ってやっかぁー…』
『………うん………』
「……………」
ガクガクブルブル
そんな調子で良い若い者が、雁首揃えて貴重な青春の1日を浪費していると…
『ぉーぃ♪ぉぉーーぃ♪』
遠くからデカイ熊のリュックに押し潰されかけながら、両手に持ちきらんばかりのビニール袋を抱えて小パンダが現れた…
全員「『……うっわーー……』」
その時皆の心が、
【関わり会いたく無い】
と初の一致団結を果たしたのは言うまでも無い事である……。
続く……