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信じる者は救われたい
【コメディ 恋愛小説】

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信じる者は救われたい6-1

【第6話】麗若き乙女達

私の家は、今年の春に女子大へと進んだお姉ちゃんとお母さんと私の3人で住んでいる。
お父さんはというと、前の街で一人暮らしている。
お母さんの仕事の都合で女3人、迷う事無くこの街に引っ越すことを決めた…
まぁ〜父はとても落ち込んでいたが…まぁしかたない…笑
母の仕事は忙しく、あまり家にいないが姉と2人でまぁ何とかやっている。

「くまね〜♪朝よ〜♪ご飯だよ〜♪」

階下から姉の間延びした声が聞こえる。
私の姉は笹戸 井鶴(ささど いづる)私と違って何をやらせてもそつなくこなす。
まぁ…ちょっと抜けてはいるけど…汗
何て言うか凄く女性らしい、家事も家族の誰よりも完璧にこなすし、胸も大きい!笑
私も姉と交代で料理を作るけれど、その実力は姉には遥かに及ばない…泣
髪も長くとても綺麗な黒髪で物腰も穏やか…まさに!大和撫子!!ちょっとぬけててオットリしてる所も女性らしさを際立たせている要因の一つだろう…

『はぁーぃ♪』

元気よく返事をして身だしなみを整え、パンダのリュックとくまさんのリュックを眺め、今日はどちらにするかしばしにらめっこ…そして
『うーん……ぱんだ!』
と叫ぶと、それをもってリビングへと急ぐ。
そこにはTHE!日本の食卓!と言わんばかりの朝の風景が広がる…。

『はょ〜ん♪鶴姉ぇ〜♪』

「はぃ♪おはょ〜くまねちゃん♪」

いただきます。といってお味噌汁を片手に姉が聞いてくる

「くまねちゃん?学校にはもぅなれた?」

『うん♪友達もイッパイ出来たよぉ♪』

「ぁらぁら〜♪良いわねぇ〜♪」

『うん♪金髪にしててねぇ♪いっつもこぅやって眉間にシワをよせてるの♪』

「ぁらぁら〜♪外人さんなのねぇ〜?良いわねぇ〜♪」

『え?…ぃゃ…ちがうけどぉ〜汗。でもねぇ変な所ですっごく真面目で〜ちょっと触るとすーぐ真っ赤になるの♪』

「ぁらぁら〜♪金色で赤色なの〜♪」

『ぃゃ…ぅ…ぅん』

「ウフフッ♪それはとってもおめでたいわね〜♪」

『ぁ…ぅん…まぁぃぃゃ…汗』

ピンポーン♪
そんな掴み所のない姉との会話をしていると、玄関から来客を知らせるチャイムが鳴った…
『はーぃ♪』

そこには最近お友達になった、飛鳥ちゃんがお人形さんのように佇んでいた。


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