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信じる者は救われたい
【コメディ 恋愛小説】

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信じる者は救われたい2-2

「オイコラ…チビッコ…怒」
『はに?』
(はに?ってなんだ?!はに?って!?苛苛)
「貴様…何処の幼稚園(格下げ)から抜け出て飛び出てジャジャンした!?ここは天下の武明高校…
そしてこの俺様はその長にして筆頭!神様!頭!親びん!」
「人呼んで!武高の龍神と知ってのろうぜきくぁーー!!」

『………………。』

(フッ…ビビって声も出ぬか…所詮はガキタレ…チョロいもんだ…笑)

『……あのぉ……』

「…ん???」

『……マジ??』

「オゥ!大マジだぁ!」

『ダッサ!!』

ズグォォォーん!!
お…俺は今…数年振りに酷く傷付いた…
あれ以来…俺のガラスどころか、絹ごし豆腐丸出しの柔いハートが今…1人の少女の手によってスプラッタ(死語再び)した…。

「……こんの……くそガキャーー!!人がシタデに出てりゃぁ乗ってもどのみち〜変わらず低い癖に、頭に乗りやがって!!」

『何よぉ〜!私はガキでもなきゃアンタの態度も"くまさん"びっくり!レベル♪のでかさだったじゃない!』

「くまさん言うな!俺を何と比喩しても構わんが、くまさん達とだけは一緒にするな!!」

『ん!!怒』
「ん?!怒」

『私の名前!!』
そこには幼稚園児などが鞄等によく付けてる、名前を書いた紙をしまいぶら下げるチューリップのキーホルダー?に
【笹戸 熊猫】と書いてあった…。

????????

「………ササッとパンダ?『ささど くまねー!!!怒』」

そぅ叫ぶと同時に浮かび上がった彼女の体は綺麗な弧を描き、くまさんプリントのお子様パンツを見せ付けるがごとくローリングソバットを俺の延髄めがけ容赦無く撃ちきったのであった……。
かぶり気味の不意打ちとはいえ、俺は一発で人生ではじめて失神KOを味わったのだった……。

続く…


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