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信じる者は救われたい
【コメディ 恋愛小説】

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信じる者は救われたい3-1

【第三話】悲しきお約束

俺はまどろみの中…笹を片手にカポエラをビシバシかますミニマムパンダの拷問にうなされていた…。
「……ぉ…ぃ……」

「…ぉぃ……おぃ!!」

「むぅ…!ドガッ!!!」
俺は起き上がるや否や"アズスーンアズ"反射的にそこに在る"何か"を殴り飛ばした…。

「あちゃぁ〜……」

「ん???」

「おはっよん〜りゅーと♪珍しいねぇ〜りゅーとが寝てるなんて?」
(あー…因みにりゅーとというのは、俺のあだ名だ…本名はりゅうじん…まぁ紛らわしいからどぅでも良いが…)
さて…このみるからに(見えないが)軽薄な茶髪の爽やかサラサラ童顔男は
与謝野 風音(よさの かざね)見た目も名前も女みたいだが、一応?男だ身長も167センチとどちらともとれる…だが女にはもてる男にももてる?
次から次に手を出してるよぅだが…本人曰く節度と自分なりのルールは守ってる…だそうだ。
本命なるものは現在〜模索中〜だそうだ…(まぁ別にどぅでも良いが)
要領が良く大概の人間はこの話術と笑顔に騙され?好感をもたれてるようだ。

「あぁ…風音か…何やらパンダの化身に襲われる夢をみてな…」

「なに?それ♪笑」

「知るか…怒。ところでそこで寝ている粗大ゴミはどぅした?不法投棄は皆が迷惑をするぞ」

「オィオィ…酷いこと言いやがる…起こしてやろーと思ったら、いきなりアッパーかましといて〜謝るどころか粗大ゴミ扱いかよ…泣」
この品位の欠片の欠片の塵さえも無い単細胞は
松岡 雷太(まつおか らいた)髪はお洒落か無精かドレットで身長190オーバーの勘と勢いのみで生きて来たというか…
それ以上でもそれ以下でも無い男。黙っていれば中々の容姿なので、一目惚れ&第一印象には強いが…
なにぶんすぐに馬鹿がバレる…告白されその気になった時には相手は去る…という悲劇を何度繰り返しても、何一つ学ばず恐れず考えず突進していくという…
まぁ何気にある意味とても幸せな生き物だ

「産業廃棄物って言わんだけ、優しいとは思わんか?」

「??…ぉぃ…風音…サンギョーなんたらって何じゃ?」

「それはね〜雷太♪大人になった女性が、ある一定の周期で約月一回、数日の間に出すゴミの事だよ♪」
(……ぉぃぉぃ………)

「おぉーそぅか…何やら知らんが…なんともリスペクト…?」
(意味分からん…ってか絶対こいつ自身が一番分かってねぇ…)

「ウン♪ウン♪」
(おぃ…風音ょ…お前はある意味、この世で一番非道な人間だよ……)

「おぉっと!そんな事より!オイ!りゅーと!!」

「何だよ…一々でかい声だして肩組んでじゃれつくんじゃねぇ…気色悪い…。」

「ん?何だよご機嫌斜めか?まぁ聞け!これをしれば膨れっ面の龍神様でも一気に復活するぜ?」
(雷太がにやにやと気色悪い顔で俺を見つめる…勘弁してほしい…ただでさえ朝から妙な夢でうなされるわ、何故か?首が無償に痛いわ…)


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