Betrayar-10
「…ふぅ…ああぁ……」
シックスナインの体勢で、お互いの性器を愛撫し合う。
「ねぇ、そろそろ頂戴……」
体を入れ替わるように綾子はベッドに横たわり、鷹谷は上から一気に貫いた。
「…ふぁぁ…ああぁ……」
鷹谷は綾子の両脚を抱えて、激しく突き入れる。
綾子はせつな気な表情で、両腕を鷹谷にまわしてしがみつく。
「あんっ!あんっ!あんっ!」
ひと突き毎に声を挙げ、息を乱す綾子。
一方の鷹谷も、綾子の膣内の締めつけとペ〇スに絡まる愛液の刺激に酔いしれていた。
「…ああ…なんだか出そうだよ……」
「…わ、私も…あうっ!イキそう…うぅん!」
鷹谷の腰のグラインドが速まる。綾子も両手で背中を掴み、責めに耐えている。
「…ああっ!いま……いくっ!」
その瞬間、鷹谷も締めつけに耐えられず、綾子の花弁から引き抜き、彼女の顔にペ〇スを向けた。
綾子は起き上がると、それを口にふくんで首を前後に振った。
「…ああっ!はっ…あぁ…」
綾子の喉に鷹谷の熱い精液が飛んだ。彼女は口をすぼませ、ちゅうちゅうと音を立てて飲み下す。
「…よかった…最高だよ…」
鷹谷の言葉に、綾子は笑みを浮かべると、
「…わ…私も……」
2人が関係を持ってから2ヶ月が過ぎようとしていた。
新日本熱学本社。
土曜日の午後。ガランとした設計部のフロアには相原と鷹谷が仕事をしていた。
新築ビルの設計図面を納期に合わせるための、休日出勤だ。
「ところで鷹谷君」
「は、はいっ」
「高砂の真木の件、どうなったの?」
「ええ……彼女はもうこっちのモノですよ。写真やビデオはこっちが押さえてますし、これまで2ヶ月間、来なかった日はありませんから」
「そう、じゃあそろそろ良いわね」
そう言って相原は不敵な笑いを浮かべた。