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水泳のお時間
【その他 官能小説】

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水泳のお時間-4

「ほォら、ちゃんと足ついただろ?」
「……」

そう言って、わたしを抱きとめてくれた瀬戸くん。
たしかにちゃんと足はついたよ…。
ついたけど…
肝心の瀬戸くんの手はぴったりとわたしの胸に張り付いたまま、一向に離れる様子もなく…
状況が全く呑みこめないわたしは、ただ一人オロオロしていた。

ど、どうしよう。どうすればいいの?

「あっ、あの…あの…」
「桐谷って、案外胸大きいんだな。顔はすげー童顔なのに」
「えっ?えぇっ…?!」

瀬戸くんはそう言うと胸を触っていた手をなんと…動かし始めた。
彼の大胆発言にビックリしたと同時に、わたしは思わず変な声をあげてしまう。

「柔らけ…マシュマロみたいだな」
「せっ…瀬戸くっ…」

瀬戸くんは水着越しからわたしの胸を握ったかと思うと、やさしく揉みしだいてきた。
それはまるで円を描くように、やんわり包み込むように…。
そして既に透けてしまった突起を指で摘まれ、わたしは思わずギュッ!と目を押し瞑ってしまう。

「ぁっ…!いや、いやぁあっ…」
「ねぇ何でそんなえろい身体してんの?もしかして他のヤツに揉まれた?ほらこんな風に」

すると今度は胸を乱暴に鷲づかみされ、わたしは大きな悲鳴をあげる。
もちろん、瀬戸くんの言っていることは誤解。
だってわたし…男の人にこんなところ触られた事なんて初めてだった。考えもしなかった。
ましてや揉まれるなんて…そんな
しかも…瀬戸くんに…っ

「んっ…んんっ…瀬戸くん…お願い止め…どうしてこんなっ……はンッ…」
「どうして?…そんなの決まってんじゃん」
「…っ?」
「桐谷が、好きだからだよ」

――ドクン
まるで息を吹き込むように、耳元で囁かれた甘い言葉。
その瞬間、わたしの顔は一気に熱くなり、思わず彼を見あげていた。
すると目の前では瀬戸くんが、まるで愛しいものでも見るような瞳でわたしを見つめていたんだ。

うそ…うそ…本当に?
信じられない。
瀬戸くんが…わたしを?
こんな、わたしの事を…?

「せ、瀬戸く…っ…んぅっ…!」

だけどその瞬間、瀬戸くんに唇を塞がれた。
ビックリして目を見開いたのもつかの間、口の中に何か変なものが強引に押し入ってきて。
一瞬それが何か分からず戸惑ったけれど、感じたその生温かさからすぐに気づいた。
そうそれは、瀬戸くんの舌…

「んっんっ、んくっ…っ…ぁっ…く、苦し…っ」

まるでねじ込むように舌を絡ませられ、わたしは息が続かない。
思わずバシャバシャと波を立ててまで逃げようとするけれど、それでも瀬戸くんは止めてくれなくて、なおも唇を押し付けてくる。
息できないっ…瀬戸くんお願い、イヤッやめて!
あまりの苦しさから、思わず瀬戸くんの胸を押して抵抗したそのとき、彼はようやくわたしを解放してくれた。


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