課長と落ちこぼれ君…1-4
「相良さんのせいですよ…」
少しずつ、あてがったそれを相良さんの中へと押し込んで。
「…入ってる…んっ…だめっ…」
それをねじ込むようにして奥深くまで貫いた…
「ああっ!!」
体が勝手に動く。
制御なんかできるはずもなく。
「おっきぃっ…だめっ…んん」
奥まで打ちつけるたびにキュウキュウとそれが締め付けてきて。
「相良さんの中…気持ち…いい…」
もう、自分が果てることしか考えられない。
打ちつけるだけ打ちつけて。
「やばいっ…相良…さんっ…」
「だめっ…
そん…なにいっぱいしたらっ…
ああんっ…んんっ…
ああっ!!!」
俺が達する前に相良さんは達してしまったらしく、体を大きくそらして俺のそれをさらに締め付けて。
俺も我慢ができなくなって…
「うぅっ!!」
相良さんの太ももに体液を放つ。
ドクッドクッと脈打つそれが快感を物語っていた…
「…はっ…はぁ…畑中…
…こんなにして…もう…」
「…え…?お…俺…」
行為が終わった後で、事の重大さに気づく。
俺は今…相良さんを…
そんな俺の気持ちを察するように相良さんはこう言った。
「気にしないでいいから。
でも…責任はとりなさい」
「せ…責任?」
慰謝料?
慰謝料?
気にするだろ!
この安月給だぜ!
いや、そんな簡単なもんじゃない…
…これ…どう考えたって強姦…
「バカ…ヤッた後で何焦ってるの。
あたしがどうしてこの状況にまともに抵抗しなかったか考えてみなさい。
それに…あたしは誰の仕事でも甘やかしてるわけじゃないから。
あんただからよ」
へ?
「あんたのことが…ずっと好きだったからに決まってるじゃない」
うぇーー?!
課長、相良真緒サマが…
俺のことを?!
畑中陽介(はたなかようすけ)、33歳。
こんなことからこの季節に俺の春は始まる…