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閑村の伝統
【その他 官能小説】

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閑村の伝統-2

……その時見た衝撃は、今でも忘れていない。
そこには確かに、5人の巫女がいた。
ただ、いるだけならよかったのだ。
彼女達は、見知らぬ男達に犯されていた。
三人程いたが、どれも見たことはない。彼らが村長のいう『客人』なのだろう。
だが、これはどういうことなのだ。
彼女達はとっくに巫女服など剥かれている。
1人は犬のような態勢で貫かれ。
1人は仰向けになった男に跨がって腰を動かし、更に1人はその男の顔に跨がり性器を舐められている。
どれもが異常な光景だった。
絶え間なく聞こえる女達の喘ぎ声に、肉のぶつかり合う音。
神域で行われる、大乱交。
夢なのかと思ってしまう。
男達は私が来たことなどお構い無しに、女達を好き放題に犯す。
茫然自失に眺めていると、自分から見て奥の方の男女に目が移った。
女は水城先生だった。
正常位で男に貫かれている。
男の力強い一突きごとに、先生は「あ、あ、あ!」と、断続的な喘ぎを洩らしていた。
ずいぶん離れているが、それでも先生の声は大きく、私の耳に届いた。
あの知的で優しい水城先生が、身体を快感に打ち震わせ、よがっている。
…頭がどうかなりそうだ。
やがて一方的な責めに耐えきれなくなったのか、先生は男に身体全体でしがみついた。
男もそれに同調するように、一層腰の動きを強くする。
「ああああ!」
先生の絶叫が部屋に木霊する。
顎をグンと反らせ、ビクビクと断続的に痙攣していた。
その直後、男も身体全体を押し付けるようにして、腰を震わせている。
(射精してる…中で…)
射精が終わると、男は先生の胸をやわやわと揉みながら、キスをしていた。
初めて見る、大人のディープキス。
先生からも積極的に動く。
男の首に腕を絡め、自らも舌を差し出していた。
やがて、男はひとしきりして満足したのか、無造作に先生から身体を離し、ペ○スを引き抜いた。
膣内から急に抜かれた衝撃のせいか、再び先生は身体を震わせる。
男の視線が、事態をジッと見ている私を捉える。
「坊主、こっちに来い」
思考能力が低下していた私は、言われた通り、男のそばへ行った。
「き、君は…!」
先生が私の姿を見て、驚きに目を丸くする。
「何だ知り合いなのか」
男が興味深げに私たち二人を見た。
はげかかった頭を撫でながら、ひどく上機嫌に私に語りかける。
「お前が、今年の守人か?」
私は頷く。
「そうかそうか。坊主…今年は見ての通りワシらの人数が少なくてなあ。女の数が余るのよ」
女の数は5人。男の数は3人。
1人で二人同時に侍らせている男もいるが、確かに数に余るようだ。
「そこで、心優しいワシが仕事熱心な坊主にプレゼントをやろう。
この5人の中から、好きな女を1人、お前にくれてやろう。何、遠慮はいらんぞ」
男の言葉を聞いた瞬間、心臓が大きく高鳴った。
5人ともそれぞれが、十分な美しさを兼ね備えた女性。
その中の1人を抱ける…
その意味が脳に染み込んだとき、私は無意識に水城先生を見つめた。
男が私の視線の先に気付く。


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