さぁ満月だぞ!Act.3-2
『軽い気持ちで連絡してみたらどうですかー?別に付き合う付き合わない関係なしに。』
『けどもうメモは捨ててしまったからな。ふははは。』
ニヤリと伊藤が笑った
『鞄の中掃除しました?』
『は?』
すると客が混み合ってきて伊藤はレジについてしまった。
仕方なく私は帰る事にした。
自分の家に戻りまずは一服。
さっきの伊藤の言葉を思い出す。
『鞄の中掃除しました?』
私は面倒くさがりなので鞄の中にゴミを入れて鞄がいっぱいになるまで掃除しない。
まさに手持ちゴミ箱鞄だ。
ガサガサ鞄の掃除を始める。3日前のペットボトル、煙草の空箱。
まぁすごいもんだ。
するとレシートと一緒にクシャクシャになった紙を見つけた。
まさか…
そうそれは例のメモだった…
伊藤が捨てた後拾って入れたのだな…あの野郎…
慣れか…
変な夢みたりするのも男の人避けてるからかな…?
何かを変えるには自分から動かなきゃいけない…。
…私は送信ボタンを押した。