愛した人は一人だけ。-3
「おい、こいつ中々可愛いじゃん。」
Bが恵の顔を見る。
三人の男が、車に恵を連れ込んだ。
「いこーぜ〜」
Aが車を運転する。
三人は車で、いつも連れ込んでいる、ビルをめざす。
10時20分。
「遅いなぁ。……」
優は携帯をとり、恵の携帯に電話をかけた。
【プルルルルル】
「よし着いたぜ。」
廃墟のビルの前に車を止める。
周りには、使われてない工場がたくさんあった。
【プルルルルル】
「おい携帯なってんぞ」AがCに携帯を取るように命令する。
Cが恵のバックから携帯を取る。
「彼氏じゃね。」
「いいこと思い付いた。」
Aが携帯を取り、電話した。
「もしもーし。この子は僕たちがもらいまーす。」
「誰だ。恵に何をした!!」
「恵って言うんだ。かわいいね。……助けたければ、○○ビルに来い。……警察に連絡したら、この子ぐちゃぐちゃにしちゃうよ〜。じゃあね〜!」
「なんで呼ぶんですか!?」
Bが言う。
「こいつの目の前でこの子を犯してやるのさ。」
「そりゃいい!」
三人が大声で笑いながら、ビルに入って行く。
「くそっ。恵、恵、恵。」
優は○○ビルを目指し走る。
10時40分
○○ビル、三階。
「ん、……んーんー。」
恵は目を覚ます。
立とうとするが、手と足が縛られていて、立てない。
(何ここ、何で縛られてるの?)
Aが目の前に現れた。
「よぉーめぐちゃん。オハヨー。」
「んーーー」
恵はAを見て、逃げようとするが、うまくうごけない。
「んーーーん〜〜」
「おしゃべりしたいの?」
Aが恵の口についてるガムテープをはがす。