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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ第4小節-2

▲△▲△▲△▲△▲△▲

「う、ん。今何時だ……」
短針が12、長針が8を示している。
「もう12時すぎかぁ……」

どんどん

「冬護〜起きたかぁ〜?」
「今起きたぁ、なぁに〜?なんか用〜?」
「腹減ったぁ…」
グゥー
「確かに…なんか取る〜?」
「玄関まで行く元気がない〜……」

冬護と秋の部屋は2階、玄関は当然1階にある。
「じゃあどうする〜?」
「どうしよぉ〜…」

ピンポ〜ン

「げ、誰か来やがった……」
「誰だよ、この風邪引いてる時に……」
「オレでて来るわ…」
「オォ、頼んだぞ。弟よ……」

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

「アァ、足が重い〜」

ピンポ〜ン

「アァハイハイ今でますよぉ…」

ガチャ
「見舞いに来たで〜♪」
「ヤッホ〜♪」
「こ、こんにちは」
「体平気〜?」

「ギンにツバサに城崎さんに美浦…なんでいるんだ?学校は?」
「今日からテスト一週間前だから授業は午前で終わりなのよ」
「だからみんなで来てあげたんだよ♪」
「アァ、それでか。どうもありがとな」

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

「お〜い冬護〜?お客さんかぁ?」
「あ、秋くん!」
「あぁ、城崎さんそれにギンまで。……どうかしたの?」
「見舞いに来てくれたんだよ」
「ほう、それはそれは…。ん?そちらの人たちは?」
「あぁ、オレの友達で美浦雪乃さんと星野翼さん」
「あぁ、初めまして。冬護の兄の黒周秋です。よろしく」

「美浦雪乃です、はじめまして」
「星野翼でぃす、ヨロシク♪」
「まぁ立ち話もなんだし、入ってもらったらどうだ」
「そうだな、どうぞ?」
『お邪魔しま〜す!!!』


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